中国から鳥インフルエンザ株を入手、ワクチン株製造など対策準備へ

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厚生労働省は10日夜、中国で感染者が発生している鳥インフルエンザ(H7N9型)のウイルス株が、国立感染症研究所に到着したと発表した。

中国の国家衛生・計画出産委員会によると、中国国内では、これまでに(4月10日現在)鳥インフルエンザ感染者が33人、死亡者が9人発生。

現時点では、人から人への感染は確認されていない今回の事例を受け、厚生労働省は中国CDC(疾病予防管理センター)に対し、患者から分離されたウイルス株の分与を依頼していた。

今後は同ウイルス株を使って、ワクチン株の製造準備など鳥インフルエンザ対策に必要な準備を進めていく。

同省では、中国の感染者発生地域に渡航する人に対し、注意を促すとともに、不用意な動物との接触を避けるよう指導。

また、同地域からの到着時に発熱などの症状がある場合は、検疫所へ相談するよう呼びかけている。

さらに、国内の医療機関に対して、中国から帰国後10日以内に肺炎症状等が疑われる患者を診察した場合は、保健所へ連絡するよう依頼している。

同省は、今後も引き続き情報収集や調査研究を実施し、適切な対応を行っていくとしている。