含み資産相場はまだ初動の段階。オイシイのはここから。
戦後、何度も大相場を演じてきた「含み資産株」。その大相場が、再度訪れる可能性が高まっている。すでに、含み資産株の中には、株価が倍増する銘柄も出てきているが、これはまだまだ序の口にすぎない。本格的な相場が訪れれば、株価が一気に数倍に跳ね上がっても不思議はないという。今回は、そうした株価大化けの可能性を秘める超有望な含み資産株20銘柄を一挙公開!他誌ではなかなかお目にかかれない特集だ。


ここに来て注目度が急上昇している銘柄群がある。「含み資産株」だ。

含み資産とは、企業が保有する株や不動産などの資産の評価益のこと。保有資産の時価が、その資産を取得した際の帳簿価額を上回っていれば、それが含み資産となる。いわば、帳簿上には表れない?隠れた利益〞ということだ。

たとえば不動産大手の三菱地所は、約2兆円の含み資産を抱えているといわれる。現在の日本では、株式や土地、不動産などの「含み損」に関しては会計処理が義務づけられている。一方で、「含み益」に関しては開示の義務がないため、膨大な含み資産を抱えているにもかかわらず、BPS(1株当たり純資産)やPBR(株価純資産倍率)には反映されていない銘柄が多い。

株式市場では、過去何度も含み資産が脚光を浴び、そのつど、関連銘柄は大相場を形成してきた。そう、まさにこれから、含み資産株の大相場が始まろうとしているのだ。

問題は、含み資産株について触れるマスコミ媒体が減っていること。株式評論家の山本伸さんは言う。

「以前は、雑誌や専門誌などで紹介されていましたが、そういう媒体自体の数が減っていることもあり、含み資産株が個人投資家の目に触れる機会が少なくなっています。有価証券報告書などで企業の保有資産を調べることはできますが、個人では限界があるでしょう。というのも、有価証券報告書には遊休地などの不稼働資産は掲載されていませんし、個人では正確な地価を知ることが難しいからです」

含み資産関連株の中には、年初からすでに株価が急騰している銘柄も見受けられるが、「相場はまだ初動の段階」(山本さん)。本格的な含み資産相場に突入すれば、ここからさらに株価が何倍にも化ける銘柄が続出するはずだという。

なぜ今、含み資産株なのか。どんな銘柄に注目すべきなのか。企業の含み資産の内訳や、実質BPSなどが掲載されている超貴重な銘柄表も、併せて目を通してもらいたい。

山本 伸
株式評論家

マネーリサーチ代表。経済情報誌『羅針儀』を主宰。25年以上に及ぶ評論活動で株式相場の裏も表も知り尽くす。2004年の“小泉金融再生株”相場を予言するなど、国策銘柄発掘のプロフェッショナル。



この記事は「WEBネットマネー2013年5月号」に掲載されたものです。