あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断 (16) 38歳パート、夫と合わせ月収41万円。子供3人、教育費・老後資金どうすれば?

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連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。

【相談内容】子どもが3人おり、今後の教育資金が心配です。

また自分たち夫婦の老後の生活も不安に思うこの頃。

教育費と老後の資金作りはどうすればいいでしょうか? 今から準備しておいた方がよいことなどがあれば、アドバイスをお願いします。

【プロからの回答です】あくまで概算ですが、長男の大学入学から三男の大学入学まで、毎年の収支は赤字になり、貯蓄を取り崩す生活になってしまいます。

赤字の解消の仕方は、収入を増やすか、節約をするか、貯蓄を運用するかしかありません。

現在絵里さんは100万円を上限に働いていると思いますが、絵里さんが収入を増やす場合、社会保険に加入することになります。

税金が上がってしまいますが、ご自身の年金も増えますので老後の資金作りにもなります。

漠然とした状態では不安は解消されません。

家計簿を最低でも数カ月はつけ、その数字をもとにキャッシュフロー表を作ってみましょう。

実数で把握することで不安はかなり解消されるはずです。

キャッシュフロー表とは、今から平均寿命(もしくは100歳?)まで生きたとして、収入と支出、貯蓄がどのように推移していくかを見ていく表です。

(※詳細は以下をご覧ください)「贅沢をしているつもりはない」といわれる通り、堅実に生活されています。

平均が正しいわけではありませんが、松本さんと同じくらいの収入家庭の平均を見ると、収入40万円〜45万円の家庭の食費は61,688円なので、松本家の食費はぴったり一致しています。

(総務省の家計調査(平成24年)より)これからますます食べ盛りになる息子さんたち相手に、食費を増やさないよう頑張ってほしいなと思います。

人生の中でお金がかかる三大出費は「教育費」「住宅ローン」「老後資金」と言われます。

松本さんの場合それが重なってしまいます。

いただいた情報を基にキャッシュフローのシミュレーションをしてみました。

ご主人は65歳まで、絵里さんも64歳まで働くこととし、教育費は、「子でもの学習費調査(平成22年度)」を参照に習い事などの費用も含め、教育費は高校までは公立、大学は4年生私立(文系)に進学すると仮定しました。

教育費は本人の希望や家庭での考え方(私立に行くか、浪人は何年まで許容できるかなど)によって大きく差が出てくる出費です。

価値観を共有するためにも、一度ご夫婦で話し合ってみましょう。

あくまで概算ですが、長男の大学入学から三男の大学入学まで、毎年の収支は赤字になり、貯蓄を取り崩す生活になってしまいます。

赤字の解消の仕方は、収入を増やすか、節約をするか、貯蓄を運用するかしかありません。

松本さんの支出を見ると、とても堅実に生活をされているので、これ以上の節約はストレスをためかねません。

普通預金と定期預金で運用されていることを考えれば、いきなり貯蓄の一部を投資にというのも難しいでしょうから、収入を増やす対策でシミュレーションしてみました。

長男の大学入学から6年間、今の収入より60万円多く働ければ、赤字を回避することができます。

現在絵里さんは100万円を上限に働いていると思いますが、絵里さんが収入を増やす場合、社会保険に加入することになります。

税金が上がってしまいますが、ご自身の年金も増えますので老後の資金作りにもなります。

大学進学までは親が出してあげたいとのことでしたが、息子さんたちが奨学金を受けられれば赤字は回避されます(日本学生支援機構の貸与型で年64万円で試算)。