劇場で公開中の新作映画を自宅で視聴できる機器がアメリカで発売されたと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

米サンディエゴに拠点を置くPrima Cinema Inc.は、昨年からPrima Cinemaの販売を開始。このシステムを設置すれば、新作映画を家庭で視聴できるようになる。ただし、プレーヤーの値段は3万5000ドルで、さらに映画1本あたりのレンタル料が500ドル(3D映画は600ドル)がかかる。Prima Cinema Inc.ジェイソン・パン最高経営責任者は、「この製品を購入できる人は、数万人はいなくても数千人はいるはずです」と、富裕層向けの商品であることを認めている。

しかし、メジャースタジオで同サービスに作品を提供しているのは、現時点ではユニバーサルしかない。アメリカでホームシアターを構築する世帯は少なくなく、2011年に新築された家屋の29%に、ホームシアターが作られたというデータもある。映画館並の設備を整える家庭もあることから、ニッチな商品として普及する可能性もありそうだ。

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