シチズンホールディングス(7762)2013年1月10日〜4月9日前場・日足

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腕時計大手のシチズンホールディングスの株価が急伸している。アベノミクスによる株高で資産効果が発生、高級時計などの販売が急増するとの思惑が生まれているのだ。同社の株価は今後どのような推移をたどるのか? 業績とチャートの両面で分析してみよう。

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シチズンホールディングスの株価:557円(4/9前場終値) 予想PER:-(今期は純損失を予想)PBR:0.98倍 予想配当利回り:1.44%

買い目途:できれば520円近辺で

目標株価:短期的目標は600円前後 中期的には700円台 長期的には1000円台乗せにつながる動きも

リストラに伴い前期は最終赤字を計上 今期回復を目指す

 シチズンホールディングス(7726)は腕時計大手。他に、自動車、医療、IT関連業界向け工作機械、電子デバイス、電子機器などを製造。

 前期(2013年3月期)は、北米を中心に主力の時計事業が好調に推移したが、中国事業の減速が響き、通期の経常利益は130億円(前期比22.3%減)となる見通し。

 他方、今期(14年3月期)は人員削減など構造改革推進の効果を織り込み、増収増益を目指す。

 前13年3月期は減収減益にとどまる同社だが、今14年3月期を初年度とする中期経営計画「シチズングローバルプラン2018」を発表した。

 同計画では、18年度の営業利益目標を400億円とするとともに、時計事業をあらためてグループ成長の核と位置付け、シチズンブランドの販売拡大に注力するなど体質強化の徹底を図る。

 13年3月期期に不買行動の影響などで落ち込んだ中国市場を含むアジアについては、引き続き戦略的拡販市場とする一方で、低価格商品の整理・削減によりブランドイメージの向上につなげる。

 また、流通業者の選択・整理や、旗艦店・専売店での一貫したブランドイメージ訴求など、流通面での質的拡充も徹底する。

 こうした一連の対策により、18年度の時計事業は営業利益150億円以上、営業利益率15%を目標としており、今期からの業績回復に期待がかかる。

 足元における円安進行は同社にとって追い風。また、国内の百貨店売上高の好調の背景には、株高による資産効果で富裕層を中心に宝飾品などの大幅な売れ行き伸長が寄与しており、時計販売増加の思惑が及ぶ。

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