昨年11月から急激なドル高円安が続くドル円相場。このトレンドはどこまで続くのか、為替のスペシャリスト、松田トラスト&インベストメント代表の松田哲氏が解説する。

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 年をまたいで急騰したドル/円相場だが、あまりにも上昇スピードが速すぎるため、近いうちに調整下落があると考える。85〜86円程度まで調整する可能性はある一方で、上に抜けてくれば100円を超えてくるだろう。

 円安局面で調整下落の可能性のある相場でFX(外国為替証拠金取引)で勝つための戦術には、いくつかパターンがある。もちろん個人の性格や期待収益によって違ってくるが、経験や勘が問われるような難しい手法であえて挑むより、調整で下がった局面で買いに入るというシンプルな作戦が簡単でいいと思う。

 誤解を恐れずに言えば、円安は誰でも儲けることができる易しい相場である。そういう意味ではドル/円を買っておけばよい。もし買った後に一時的に円高方向へ進んだとしても、「塩漬け」にして再び円安方向へ向かうまで待つこともできる。

 あくまで一般的な目安の話だが、円安トレンドは「短くて3年、長くて7年程度」という見方がある。昨年2月にドル高円安にトレンド転換したとすると、すでに1年が経過したことになる。そうすると円安トレンドは短くてあと2年、長ければあと6年ぐらい続く計算になる。

※マネーポスト2013年春号