愛情がリスクに……どうする!?別れた後の共有情報
アナタは、恋人とどんな写真(情報)を共有していますか?
お互いの写真を共有したりプライベートな経歴や情報を教え合うのは、カップルなら当然のことかと思います。そりゃあ、好きな相手となら誰しもが「思いや情報を共感・共有したい」と思いますもんね。
――でも、それって本当に大丈夫ですか?
■ 恋人や配偶者がプライベートな情報を公開する可能性アリ!?
先日、スマホのリスク!元恋人がストーカー化する恐怖の実態でご紹介したマカフィー株式会社による「2013年版 恋愛、人間関係、テクノロジーに関する調査」が日本でも行われました。
20〜39歳の日本人男女を対象にした調査で、このうち未婚者は50.2パーセント、FacebookやLINEを使用していると回答したのは70%以上という結果になっています。
カップルのうち7割以上がSNSの利用者という結果にも関わらず、同調査では50%の回答者が「交際相手・配偶者がプライベートな写真やメッセージをSNSなどへ公開する可能性がある」と考えていました。
SNSを利用する胸中では、いくら自分が気を付けていても、どんなに信用できる相手でも、プライベート情報が漏洩してしまう危険性も有る事はユーザーの半数が自覚しているようです。
■ 最大の問題は「別れた」後!
全体の1割は「別れた後、個人情報を含むメール、プライベートな写真を贈ったことを後悔した」と回答しています。また、別れた後「デジタルデバイスから写真を全て消去した」のは全体のうち23%、「SNSのつながりから消去またはSNSのアカウント自体を削除した」のは、18.9%という結果になっています。
半数にも及んでいないこの結果、もしも自分の元恋人が……なんて思ったら、ちょっと怖いと思いませんか?
実際に「共有データを悪用された、悪用した」経験があるのは平均では5%、未婚女性は12%と少し高い結果が明らかに。愛情ゆえに共有したデータが、将来的に自分のリスクとなってしまうなんて……ネット社会が普及した現代の、悲しい性なのかもしれません。
■ 捨て去りたい過去は恋人に留まらず――
恋愛以外の関係において、 全体の8割が「学生時代の写真が公表されてしまう」、「同僚や上司が個人的な写真やメールをオンラインで見てしまう」ことを懸念しています。これについて実際に、2割の回答者が「被害を受けた、または被害者を知っている」と回答しています。
これからの時代は、自分の捨て去りたい過去は、どんな事でもきちんと管理しておく覚悟が必要なのかもしれません。
参照:「カップル間のデジタルプライバシー調査 in ニッポン」-マカフィー株式会社
(ライター: *RUI* )