雨が断続的に降る中、前田健太と岩田の両先発で始まった今日の試合。

 通算7勝1敗とカープ側から見て相性のいい岩田。畳み掛ける事こそできなかったが、今日も序盤から小刻みに得点を重ねる。その中心にいたのは目下絶好調の丸だ。初回に菊池に続いて連打を放って無死1,3塁とお膳立てをすると、ルイスの犠牲フライで先制点。2回に堂林のソロで加点すると、3回一死からは内野安打。その後一死満塁とチャンスが広がると、栗原のボテボテの投ゴロでは岩田のタッチをかいくぐる好走塁でホームイン。

 更に5回には2番手藤波に対し、一死から四球で出塁すると、ルイスのセンターオーバーのツーベースでまたも好走塁を見せ、4点目のホームイン。6回にも菊池、丸の連続タイムリーで大量リードを作り、グラウンドで躍動した。

 一方のマエケンは今日も危なげない投球。ヒットを許したのは西岡の二本のみで、92球で7回無失点。ただ腕の張りを訴えて大事を取って降板という形は少し気になるところ。なんといってもシーズンの総投球数は2010年1位、2011年1位、2012年2位と過去3年間で日本でもっとも酷使されている先発投手であり、WBCによる早めの調整も重なって、特に慎重になりたいシーズンである。とは言えボールを見ていると、直近でどうこうということはないだろうが。

 試合はその後8回に横山が日高にソロを浴びるものの、中盤までのリードがきいて逃げ切り勝ち。借金は3。今季の唯一の勝ちはエラーによる1点で逃げ切った試合だったので、快勝という形は初である。これで2試合で合計12得点、勢いをつけていきたい。