向後の7日株:円安メリット大!異次元緩和で出遅れ修正期待大!業績V字回復の炭素製 品株!(530X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

日本カーボン (5302)が今日の注目銘柄!

4日、日銀は金融政策決定会合で、量的・質的金融緩和が市場の期待以上の「異次元の緩和」を打ち出しました。マーケットはこれを好感し、株高・円安の流れが強まっています。そこで、円安による業績押し上げ効果の高く、株価が出遅れている同社に注目します。

ちなみに、一部外資系証券の試算では、1円円安で約1億円の営業利益の増加だそうです。会社側の13年12月期の前提為替レートは86円/米ドルで、現状の為替レートを考慮すると、非常に保守的です。

炭素製品製造及び販売を主力とし、産業機械製造及び修理、不動産賃貸等を展開している同社は、日本で最初に製鋼用電気炉向けの人造黒鉛電極の工業化に成功し、その後は高温耐熱性に優れた各種炭素繊維製品、半導体製造などに利用される特殊炭素製品、リチウムイオン電池向けの負極材製品、ジェットエンジン部材にも利用される炭化ケイ素連続繊維製品などの工業化を次々と達成し、幅広い分野を縁の下で支えています。

12年12月期通期連結業績は、売上高は303.56億円(前期比、19.3%減)、営業利益は17.08億円(同、63.7%減)、経常利益は18.78億円(同、59.2%減)、当期純利益は4.25億円(同、79.4%減)でした。

電極部門においては、国内・海外ともに電炉業界の需要が弱く、円高に推移した為替の影響により収益性が低下しました。ファインカーボン部門については、太陽電池関連業界の市場低迷により、炭素繊維および特殊炭素材料の販売数量が減少したことなどが影響しました。

一方、13年12月期通期連結業績は、売上高は378億円(前期比、24.5%増)、営業利益は31億円(同、81.4%増)、経常利益は31億円(同、65%増)、当期純利益は15億円(同、252.9%増)の見込みです。このように、2桁増収・大幅増益と、V字回復の見込みです。この良好な業績モメンタムが魅力です。

一方、株価は5日現在213円と、PBRは0.8倍で、1倍を大きく割り込み、資産面で割安です。今後は、日銀の「バズーカ砲」と評される、異次元の金融緩和による円安を背景に、業績モメンタムの改善を織り込むべく、出遅れ感が顕著な現状の株価を修正する動きが強まるとみています。

週足チャートをみると、昨年10月12日につけた安値120円を底値(起点)とした中期上昇トレンドが発生しています。具体的には、13週移動平均線(5日現在、194円)が強力なサポートとして機能中で、綺麗な上昇トレンドを描いています。また、週足ベースの一目均衡表はすでに「3役好転」を達成している点も強調材料です。今後は26週移動平均ベースのボリンジャーバンドの+1σ(同、200円)と+2σ(同、227円)の間をバンドウォークしながら、中長期的な上昇トレンドを継続するとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。