ビッグジョン、官民ファンド支援で再建へ

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 岡山県倉敷市に本社を置くジーンズメーカーのビッグジョンが、地元を中心とした金融機関が協同設立した官民ファンド「おかやま企業再生ファンド」から支援を受けて経営再建に乗り出す。ファンド側は出資のほか、人材を管理部門に投入し経営指導する。

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 ビッグジョンは日本で初めてジーンズを製造した国産ジーンズのパイオニア。「BIG JOHN」を中心に、日本最古のワークブランド「WORLD WORKERS(ワールドワーカーズ)」や価格帯を抑えた「GL HEART(ジーエルハート)」などのブランドを展開し、製品は岡山の直営ショップのほか、セレクトショップや全国ジーンズ専門店などで販売されている。昨年には香港の企業とライセンス契約を締結。アジア諸国での商品展開をスタートさせている。

 ビッグジョンの経営立て直しに向け、会長の尾崎博章氏および社長の尾崎篤氏は退任。4日付けで新社長に東京支社東日本エリアマネージャーの市原修氏が内部就任し、業界全体を良くするため再建に取り組んでいくという。また、2011年に閉鎖した山口県の平生工場から機能を移管していた本社工場については、閉鎖予定。生産体制は児島地区等の協力工場と中国の子会社に移行し、希望退職者を募るなどして経営効率を向上させる。なお一部で報道されている、ファンドと主力取引銀行の間での債権売買についてビッグジョン担当者は「弊社では把握できていない」と話した。