薬剤師に聞いた「鎮痛剤に要注意!」な話




以前のアンケートで、家庭の常備薬として「鎮痛剤」を置いている人が多いことが分かっています。頭痛や生理痛などに備えるためですね。『バファリン』や『イブ』といった製品名が挙がりました。さて、これら鎮痛剤に関する話を、調剤薬局で「管理薬剤師」を務めている薬剤師さんに聞きました。



――痛み止めのための薬を常備している人が多いのですが、鎮痛剤について教えてください。



皆さんが「鎮痛剤」として使用しているものにはいろんなタイプがあります。



●アセトアミノフェン系

●非ステロイド系(NSAIDと呼ばれる)



が主で、ほかにもいわゆる麻薬も「鎮痛剤」に入ります。例えば「モルヒネ」などです。しかし、日常生活で使われる薬はほとんど「非ステロイド系」のものです。アスピリンやイブプロフェン、インドメタシンなどはすべてこの非ステロイド系の薬です。



■頭痛患者が増えている!?



――以前のアンケートの結果、「鎮痛剤」を常備している人が多いようなのです。普段から何らかの「痛み」で悩まされている人は多いのでしょうか。



そうですね。「頭痛患者さん」が増えているのはトレンドではないでしょうか。「頭痛外来」が設けられる例も増えていると聞いています。頭痛専門に診断をする先生もおられるようですね。もし、頭痛に悩まされているようでしたら、薬をいろいろ試すのではなく、まず専門の先生に診てもらうのがいいでしょう。最適な薬が処方されますから。



――「頭痛だから」と市販の鎮痛剤を飲むのではダメなのですか?



頭痛と一口にいっても、原因によって薬を変える必要があります。例えば「片頭痛」には片頭痛用の薬が必要です。片頭痛の場合、心臓の拍動……どくん、どくんというあれですね、あれに合わせて頭痛に襲われるのです。



ですから処方されるのは拍動を抑える薬です。具体的には血管の拡張を抑える機能をするのです。トリプタン系の薬がそれに当たります。



――なるほど。では片頭痛の場合は普通の鎮痛剤を飲んでもダメなんですね。



全く効かないということではないでしょうが、片頭痛用の薬の方が効き目がありますよね。



■鎮痛剤でも効果に違いがある



――日本の頭痛薬よりも海外の頭痛薬の方が効く! なんてことがいわれたりしますが……。



それは含有している成分の量の問題です(笑)。日本では日本の規定に従って製薬されています。日本よりも含有成分の多い薬があれば、それは日本のものより「効く」ことになるでしょう。



――同じ鎮痛剤でも、効果に違いはあるのでしょうか。



それは薬によって違いますね。



――入手できる中でも最も効き目の強い鎮痛剤は何でしょうか。



それは処方薬でいえば「ボルタレン」でしょうね。これは大変に強い薬です。ボルタレンが原因で胃が荒れることを抑えるために、胃の粘膜を保護するための「ムコスタ」などの薬と一緒に処方されます。



――最も普通に処方される鎮痛剤は何ですか?



「ロキソニン」が多いのではないでしょうか。最もポピュラーな鎮痛剤だと思います。ロキソニンの特徴は効果が早く現れることです。



というわけで「鎮痛剤」といっても種類がありますし、同じ「頭痛」でもその原因によって薬は使い分けないといけないとのこと。

あなたは鎮痛剤に何を使っていますか?







(高橋モータース@dcp)