漫画ライターに聞く 新社会人が絶対に読んでおいた方がいい漫画5選




4月に入り、社会人生活がスタート。期待と不安を抱え、毎日を忙しく過ごしている新社会人も多いのではないでしょうか。そんな新社会人が"壁"にぶつかったとき、乗り越えるためのヒントを与えてくれるものの一つに漫画があります。今回は漫画ライターとして活躍し、自身でもマンガのサイト「ネルヤ」を運営している小林聖さんに「新社会人が絶対に読んでおいた方がいい漫画5選」を紹介してもらいました。



■お金や商売がわかる系

・『銭』(Beam comix) 鈴木みそ

「ざまざまな商売における "銭勘定"についてのルポを漫画にしたもの。取材をもとに、商売がどのような仕組みになっていて、誰がどのように予算を組んで儲けているのかということを、こと細かにレポートしています。今までのアルバイトでは体験できなかった商売のリアルな考え方を実感できる一冊としてオススメです」(小林さん)

就職活動のときに行っていた「業界研究」だけでは分からない、仕事の実情を理解するために、ぜひ読んでおきたい一冊ですね。

■ 仕事の楽しさや厳しさがわかる系

・『重版出来! 』(小学館)松田奈緒子

「3月29日に単行本化されたばかりの注目作品。出版業界で働く、漫画の編集者や営業マンの地道な仕事にスポットライトが当てられています。入社した後、地味な仕事に価値を見出せなくなる新社会人もいるかもしれませんが、この作品を読めば、自分たちの仕事の意義や意味を振り返ることができるかも。出版業界以外に就職した人も必読!」(小林さん)

厳しい仕事の現実に触れ、「こんなはずではなかった!」と落ち込んでいる新社会人もいるかもしれません。そんな人は、『重版出来! 』を読んで、今一度、働く意味を考えてみては?

■モチベーションを上げる系

・『大東京トイボックス』(バーズコミックス) うめ

「ゲーム会社で働く主人公の奮闘を描いた漫画。熱い気持ちで仕事に向かっていく登場人物たちの姿勢を見ると、モチベーションが上がります。さらに、ただ熱いだけではなく、納期や予算、社会状況による仕事の限界や理想と現実も描いていますので、その壁をどう乗り越えて、現実と折り合いをつけながら熱く働くか。『お仕事マンガ』の中では絶対に外せない一冊だと言えます」(小林さん)

仕事に徐々に慣れ、「五月病」にかかりそうになっている新社会人には必読な一冊。登場人物たちの熱い思いに触れ、モチベーションを上げましょう!

■マネイジメントを学ぶ系

・『GIANT KILLING』(モーニングKC) 著:ツジトモ 原著:綱本将也

「かつての天才プレーヤーが弱小のサッカーチームに監督として就任し、『勝てるチーム』を作っていくストーリー。スタッフや個性がばらばらなプレーヤーの力を活かして、モチベーションを上げ、どのようにチームを勝利に導いていくか。組織マネイジメントを学べる内容になっています」(小林さん)

「まだまだ新社会人だから組織マネイジメントを学ぶ必要はない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、新社会人も、いずれは部下を動かす立場になります。一歩先を先取りして同僚社員に差をつけたいものです。

■ライフプランを考える系

・『にこたま』 (モーニングKC) 渡辺ペコ

「仕事や結婚について『29歳のリアル』を描いている作品。新社会人のときはとにかく目の前の仕事を覚えるので精一杯と思いますが、ぼやっとしているとすぐに時間が経ち、結婚を考える年齢になってしまいます。仕事と結婚は人生において両方とも大切ですので、まだ先だと思っていても登場人物たちの葛藤に先取りして触れておけば、後々のライフプランを考えるヒントになるかもしれません」(小林さん)

こちらも、『GIANT KILLING』と同じく先取り系の作品。幸せな結婚をし、充実したビジネスライフを送るためにも、今から読んでおいた方がいいかも。

漫画に限らず、作者の思いがこもった作品からは、生きる上で大切なアドバイスを得ることができます。今回紹介してもらった作品を参考に、あなただけの「座右の漫画」を見つけてみてはいかがでしょうか?

マンガのサイト「ネルヤ」 http://nelja.jp/



(宮崎智之+プレスラボ)