ポイントがアダストリアホールディングスに持株会社化 2社を傘下に

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 ポイントが4月4日、トリニティアーツおよびNATURAL NINE HOLDINGSと経営統合し、9月からグループ持株会社体制に移行すると発表した。アダストリアホールディングスに名称を改め、テキスタイル開発からデザイン、生産管理、販売まで一貫した機能をもつ企業グループを設立する。ポイント代表取締役専務執行役員の遠藤洋一は同日行われた発表会見で「日本と海外を両軸に、グループ力を活かして大きなマーケットにチャレンジしていく」と話し、海外への積極展開を行うと説明した。

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 トリニティアーツは雑貨や服飾雑貨、家具等を扱うライフスタイルブランドを展開し、先月カフェ併設の店舗を横浜にオープンした「niko and...(ニコアンド)」や「STUDIO CLIP(スタディオクリップ)」を主力ブランドとする。一方NATURAL NINE HOLDINGSは、素材開発から生産管理までの機能をワンストップで提供するソフト力を強みに海外で11拠点を展開。ポイントでは2社と統合することで、「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」や「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」、「niko and...」をキーブランドに海外展開を強化し、商品構成が多様になることで今後の市場変化や顧客ニーズの多様化に柔軟に対応が可能な企業グループを形成する。

 統合後は、現在、ポイント会長兼社長の福田三千男氏が新グループの会長に、遠藤氏は社長に就任予定。トリニティアーツ社長の木村治氏とNATURAL NINE HOLDINGS社長の宮本英範氏は取締役となる。また売上の規模は直近決算期の実績で1,216億円から1,492億円、店舗数は1,084に拡大される。

 今後の方針について遠藤氏は、「生産体制を強化し、店頭に並ぶ商品の提供スピードを重視する」とコメント。自社での生産比率を30%以上に引き上げオリジナル性を出していくという。また木村氏は「弊社の強みはライフスタイル商品を扱っていること。横浜の店舗も海外を見据えたオープンで、海外には少ない『洋服+カフェ』という独自性を打ち出し展開を拡大していきたい」と述べた。