イラスト/宗誠二郎

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 わが国初の毎月分配型ファンド(国内籍)が誕生したのが、1997年1月のこと。私はその前年にファイナンシャル・プランナー(FP)として独立し、以来16年にわたって毎月分配型ファンドの栄枯盛衰を見てきました。

 毎月分配型ファンドの商品性について異議を唱える専門家もいますが、私は長年の経験から「きちんとした商品をきちんと使えばリタイア層には有益である」と確信しています。

 では、きちんとした毎月分配型ファンドとはなにか?

 その疑問にこたえるべく、このたび、『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』(ダイヤモンド社)を上梓し、その中で2つの基準を示しました。「分配金健全性」と「分配金余力」がそれです。

 この2つは誰でもみられる「運用報告書」と「マンスリーレポート」の中に掲載されている数字をカンタンな数式に当てはめることで算出できます。

 実際は本をご覧いただくのが一番手っ取り早いのですが(笑)、Webサイトでも本の内容が端的にわかるよう、記事を作成してみました。以下の記事をご覧いただければ、「きちんとした毎月分配型ファンド」の一端がご理解いただけると思います。

【第1弾】なぜ世界の株式市場が上昇しても、危険な毎月分配型ファンドがたくさんあるのか?

【第2弾】毎月分配型ファンドの良し悪しがわかるポイントを教えましょう!

【第3弾】毎月分配型ファンドの分配金が「減らされる危険度」の判定法とは?

【第4弾】営業担当者に毎月分配型ファンドの買い換えを勧められたらどう対処すべきか?

【第5弾】毎月分配型ファンドを買っていい人、買ってはいけない人とは?

【第6弾】「買ってよい毎月分配型ファンド」の条件を考えてみた

【第7弾】一番人気のグロソブは買ってもよいかを分析してみた!

 正直なところ、金融商品の世界は玉石混交です。正しい知識を身に付けて、よい商品を選べるようになっていただければ、FPとしてこれに勝る喜びはありません。

◎Profile
深野 康彦(ふかのやすひこ)
有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。クレジット会社を経て、1989年4月に独立系FP会社を経て独立。現在のファイナンシャルリサーチ(2006年設立)は2社目の起業。著書に『これから生きていくために必要なお金の話をしよう!』(ダイヤモンド社)など多数。