2日、韓国ソウル市政府が財政赤字削減のため、1988年ソウル五輪メーンスタジアムの蚕室総合運動場を中国企業に売却することを検討していることが分かった。写真は同運動場。

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2013年4月2日、韓国・中央日報によると、ソウル市政府が財政赤字削減のため、1988年ソウル五輪メーンスタジアムの蚕室総合運動場を中国企業に売却することを検討していることが分かった。韓国経済の急成長を象徴した五輪の中心地売却計画は、韓国国民の間に波紋を広げそうだ。環球時報(電子版)が伝えた。

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ソウル市政府は2日、環球時報に対し文書で「蚕室総合運動場を含め、ソウル五輪を象徴する指摘の売却計画は今のところない」と否定。しかし、同運動場は赤字運営が続いており、韓国の不動産市場も低迷が続いている。このため「周辺地域の活性化やビジネスチャンスの創出のため、各方面と協議を進めている」ことを認めた。市関係者の1人は「中国企業の不動産購買意欲は高い。中国人観光客向けホテルなどを建設する目的だ」と説明した。

これに対し、議員の1人は「五輪の象徴を外国企業に売り渡すことは、ソウル市民の神経を逆なでする」と反発。一方、市関係者の1人は「経済問題に過剰な民族主義を持ち込むのはどうか」としている。(翻訳・編集/AA)