AP通信社、ミャンマー・ヤンゴンに支局開設--メディア規制が民主化で緩和

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AP通信社は4月1日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、支局を正式に開設した。

国際通信社がミャンマー国内で24時間常駐を許可されたのは初めて。

長期にわたったミャンマーのメディア規制が、民主化により緩和された。

これを機にAP通信社は、ミャンマーの歴史的な変化をすべてのメディア・プラットフォームにて、世界中のメンバーや契約社のために取材体制を拡大していくとしている。

ミャンマー当局による認可を待つ間、AP通信社は昨年末からヤンゴンの新オフィスで活動を始めていた。

1日には、日本放送協会(NHK)も事務所開設の認可を受けている。

同社のヤンゴン支局には、マルチフォーマット・ジャーナリストが6人常駐する。

その1人、ミャンマー出身のエイ・エイ・ウィン(Aye Aye Win)記者は、1989年から自国のニュースを取材し、さまざまな賞を受賞している。

ウィン氏は、同じくAPのベテラン記者であった父親からその仕事を引き継いだという。

父、ウ・セイン・ウィン(U Sein Win)氏は20年にわたりAP通信社のために自国のニュースを取材し、過去の政権によって投獄されたこともあるという。

エイ・エイ・ウィン氏は、2008年に国際女性メディア財団(International Women’s Media Foundation)から、その報道に対し賞賛を受けた。

AP通信社のゲーリー・プルイット社長兼最高経営責任者(CEO)は、「AP通信社のミャンマーにおける報道には、世界に誇れる歴史がある。

マルチメディア対応の新支局の開設により、これまで以上に取材体制を拡大することができる」と述べ、さらに「これからも将来にわたり、ミャンマーの注目すべき変化を取材する努力を続けていく」と語っているという。

また、AP通信社のキャスリーン・キャロル上級副社長兼編集担当役員は、「私たちは独立した偏向のない報道に、大きな誇りをもっている。

ミャンマーの取材は長年の重要課題。

飛躍的に変化するミャンマーの報道が、才能豊かな国内外のジャーナリストが常駐するマルチメディア支局により可能になる」と述べているという。

AP通信社は110カ国280か所に拠点があり、世界のメディアにニュースを取材し配信。

ミャンマー支局開設は、2012年1月の北朝鮮平壌支局開設に次ぐもの。

AP通信社は北朝鮮に常駐する、初の欧米報道機関になった。