体調不良や慢性疾患を自覚していながら病院に行かない人のうち、全体の2割以上が「お金がかかるから」を理由に挙げ、20〜30代に関しては3割以上に達することが、メディカルライフ研究所(東京・港区)の「第2回リサーチリポート」で分かった。リポートは2013年3月28日に公表された。

若い年代ほど経済事情が上位に

メディカルライフ研究所は13年1月、全国の20〜60代の男女2万2000人以上を対象にした「生活者の受療行動に関する調査」の第1回リサーチリポートを公表。その中で、全体の75%が腰痛や頭痛、不眠、高血圧など「何らかの半年以上にわたる長期的な不調症状」を自覚しているのに、全体の66%以上が病院に行かずに放置している実態を報告した。

今回の第2回リポートでは、長期不調や慢性疾患を認識していながら病院に行かない人の理由についてアンケート結果を発表した。それによると、病院に行かない人の理由として最も多かったのが「面倒だった」の31.1%、続いて「症状が軽かった」30.0%、「お金がかかると思った」22.2%、「病院に行きたくない」18.9%だった。

「お金がかかると思った」を理由とした人について年代別に調べると、若い年代になるほどこの理由が上位となり、30代男性ではトップに。20代、30代はともに3割以上で他の年代と大きな開きがあった。

メディカルライフ研究所は「若い世代は高年齢層より収入が低く、特に30代は自宅購入や子供の誕生で支出が多くなるからでは」と分析している。