あまり父ランディの面影を感じさせない鉄人2世ライアン・クートゥアーがスウェーデンでUFCデビューを迎える(C) MMAPLANET

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6日(土・現地時間)、スウェーデンのスロックホルムはエリクソングローブ・アリーナで行われるUFC on FUEL09「Gustafsson vs Mousasi」。この2日ほどメインでゲガール・ムサシと対戦する予定のアレクサンダー・グスタフソンが負傷欠場の噂が飛び交い、ダナ・ホワイトが否定。と思いきやヴァンダレイ・シウバがオファーを受けて、戦うことをツイッターでアピールするなど(※その後、エイプリルフールであったと言及)、混迷状態にある。

今もメインの動向がハッキリしない同大会、グスタフソンの欠場となる地元スウェーデン人ファイターのメイン登場は、フェザー級のアキラ・コロッサーニ一人となってしまう。コロッサーニ×ロビー・ペラルタ以外のメインファイトは、米国勢が4人と最多数で続いて英国人の3名となっている。

フェザー級転向から、豪州版TUFのコーチ役でライト級に復帰し、ジョージ・ソティロパロスを破ったロス・ピアソンは、鉄人二世ライアン・クートゥアーと対戦する。ライアンはStrikeforceからUFCに籍を移し、これがオクタゴン・デビュー戦となる。

これまでのキャリアは5勝1敗で、全てをストライクフォースで戦ってきた。MMAデビュー以降、2連勝中だったライアンだが、ズッファ体制下第一弾のマット・ライスハウス戦で判定負けを喫し、それから4連勝中だ。対戦相手もコナー・ヒュン、ジョー・ドゥアルテ、そしてKJ・ヌーンと実力者が揃っており、決して偉大な父の名でプロテクトされてきたわけではない。

ベースはレスリングだが、父親ほどレスリング界では実績を残せず、銀行で働いていたがエクストリーム・クートゥアーで練習をするようになり、どちらかとしては柔術とレスリングを加えたスタイルの持ち主といえる。

ストライカーを相手にはガードからのファイトも辞さないが、やはりポイント計算もあり、テイクダウン、柔術家相手にもテイクダウン、そしてパス狙いからバックを取りバックチョークを主武器に戦う。際どい判定だったが、KJ・ヌーンの打撃を凌ぎ切るあたりは、しっかり距離を取って戦うことができ、ラッシュにも怯むことが無い証だ。

ただし、UFCで鍛え抜かれてきたファイターはテイクダウンには強い。当然、TUFシーズン9ウィナーで打撃系のピアソンにしても、簡単に寝技に持ち込まれることはないだろう。逆にいえば、出入りではピアソンに利があると見て良いだろう。父ランディがUFCの数少ないライバル、Spike配下のBellatorのリアリティTVショーに出演が決まるなど、ややもすれば微妙なポジションでのUFC出場となったライアン、勝負の鍵を握るのは打撃で翻弄されないことと、組みにいって自分が先に削られないこと。長いリーチを生かした四つからのテイクダウンを汗を掻かないうちに決めたいところだ。


■UFC Fuel TV「Gustafsson vs. Mousasi」対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)
ゲガール・ムサシ(オランダ)

<ライト級/5分3R>
ロス・ピアソン(英国)
ライアン・クートゥア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン(米国)
フィル・デフリーズ(英国)

<バンタム級/5分3R>
ブラッド・ピケット(英国)
マイク・イーストン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
パブロ・ガーザ(米国)

<フェザー級/5分3R>
アキラ・コラッサーニ(スウェーデン)
ロビー・ペラルタ(米国)

<ライト級/5分3R>
レザ・マダディ(スウェーデン)
マイケル・ジョンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
トル・トローエン(スウェーデン)
アダム・セラ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・スパン(スウェーデン)
アドラン・アマゴフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
マーカス・ブリメージ(米国)
コナー・マクレガー(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・アロウェイ(豪州)
ライアン・ラフレアー(米国)

<ミドル級/5分3R>
マイケル・カイパー(オランダ)
トム・ローラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
パピー・アベディ(スウェーデン)
ベサム・ヨウセフ(スウェーデン)