未来に向けてのファーストコンタクトだ。ユヴェントス戦での黒星で、インテルのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はさらに難しくなっている。だが、3日のサンプドリア戦でインテルが失敗することはできない。

また、順位以外にも、マウロ・イカルディとの対戦という未来とのコンタクトがある。ディエゴ・ミリートの回復を待ちつつ、来季のインテルのセンターフォワードは彼になるだろう。イカルディは今季のリーグで9ゴール(右足で5得点、左足で2得点、頭で2得点)、2アシストを記録している。前回の対戦はベンチで見守ったため、インテルとは最初のコンタクトとなる。

インテルはフアン・ジェズスが出場停止明け、アンドレア・ラノッキアは回復したが、ふくらはぎを痛めているため、休みとなるかもしれない。エステバン・カンビアッソは出場停止だ。一方、長友佑都とクリスティアン・キヴ、デヤン・スタンコビッチは遠征に帯同しないことになった。

フレディ・グアリンはスタメンに戻るだろう。リカルド・アルバレスはユヴェントス戦で最後のチャンスを逃したかもしれないからだ。前線は元サンプドリアのアントニオ・カッサーノと、元ジェノアのロドリゴ・パラシオとなる。そのパラシオは、チームの現状について次のように語った。

「僕はコンスタントにゴールを決めているけど、完全に満足しているわけじゃない。チームの状態が良くないからね。でも、この2試合はとても良いプレーだった。トッテナム戦と、ユヴェントス戦もだ。僕らは攻撃で良いプレーだったし、たくさんのチャンスをつくった」

「このまま続けなければいけないね。そうすれば、必ず勝てるからだ。勝ち点3を持ち帰るために全力を尽くす。ジェノヴァへは勝ちに行かなければいけない。もう勝ち点を落とすことはできないからね。僕はジェノアで3年プレーした。ダービーになる。でも、ほかと同じ試合だよ。いつもやってきたようにプレーしなければいけない。全力を尽くして、ね」

「僕らは絶対にサンプドリアとアタランタを倒さなければいけない。失った勝ち点を取り戻すためにね。僕らはCLにたどり着けると信じている。今は少し話されているけど、8試合が残っている。6、7試合勝てば、やれるはずだよ」

マテオ・コバチッチとイカルディについては、このようにコメントしている。

「マウロはとても強い選手で、今は良いプレーをし始めているね。でも、来年について考えることはできない。コバチッチ? ここに来た初日から、普通じゃないことをやっていたよ。僕らは彼のおかげで良くなったと思う。彼はうまくやっているよ」

CL出場権のことを除いても、インテルには勝利が必要だ。2013年のリーグ戦で、インテルは11試合で勝ち点12しか挙げていない。さらに2試合を加えれば、勝ち点13とさらに数字は悪くなる。これは勝ち点7のペスカーラ、同10のパレルモに次ぐワースト3位の成績だ。早く修正しなければいけない。