足元のJ-REIT市場の下落について

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4月1日のJ-REIT市場は大きく下落しました。

J-REIT全体の値動きを示す東証REIT指数は、同日、1,522ポイントと前週末より7.34%下げ、2011年3月以来の下落率を記録しました。

この背景には、最近の相場上昇を背景に短期的に過熱感が強まっていたことなどが挙げられます。

東証REIT指数の年初から3ヵ月間のパフォーマンスは約44%の上昇と、急ピッチで上昇したことに加え、J-REIT全体の分配金利回り(株式の配当利回りに相当)は昨年初めの6%台から、足元では3%台に低下するなど、高利回りの魅力が薄まっていました。

こうした中、新年度入りを受け、主な買い手である地方銀行などが利益確定の売りを行なったことや、個人投資家の処分売りなども重なって、J-REIT市場の値動きが荒くなったものと考えられます。

ただし、下図の東証REIT指数と同25日移動平均線、およびその乖離率からは、最近の下落によって、短期的な過熱感はやや解消されたように見受けられます。

一般に、価格と25日移動平均線の乖離率は、+10%を超えると買われ過ぎ、▲10%を下回ると売られ過ぎと判断されています。

3月27日時点の、東証REIT指数と同25日移動平均線の乖離率は+19.1%となっていましたが、足元では+3.7%にまで低下しています。

今後もこうした、過熱感を冷ます動きを伴ないながらも、国内の地価の底入れや国内景気の回復期待などを背景に、JREITの中長期的な上昇が期待されます。

(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。

)(2013年4月2日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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