取材はグランドスラム横浜のグラップリング・トレーニング前に行われた。ハンセンは2カ月間、川崎にあるホテルに滞在し、東京&横浜周辺のジムで練習を続けている(C)MMAPLANET

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4月13日(土・現地時間)にソウルのオリンピック・ホールで開催されるRFC11に出場するヨアキム・ハンセン。2012年12月の初来日以来、日本を拠点に10年以上活躍してきたハンセンが、韓国初上陸を果たす。

――RFC出場が2週間強に迫ってきたヨアキムです。ここにきて、韓国のケージ大会に出場を決めた理由を教えてもらえますか。

「DREAMが定期的にイベントを開くことがなくなり、日本での試合数が減ってしまった。そして、英国にいるマネージャーが韓国からのオファーを受けたんだ。戦うことは僕の仕事だ。戦って、生活を成り立たせている。だから、契約的なことでいえばRFCで戦うけど、日本でもシュートボクシングに出場し続ける。きっと修斗になると思うけど、日本のMMAの試合にも出たいと思っている」

――アジアのMMAは急成長していますが、ずっと日本で戦ってきたヨアキムは北米のメジャーイベントよりも、アジアで戦うことに拘りを持っているのでしょうか。

「もう若くないけど、それでもグッドシェイプを保って、米国で試合をする機会が将来訪れるようなら、向こうで戦うことも考える。でも、現状に満足しているしね。ガールフレンドも日本で戦っている。日本のMMAや練習方法も好きだ。ただ、米国のやり方だって好きだよ。

僕はもともと、ファイトマネーもなく頭突きやストンピングが認められた大会(Finn Fight)で戦ってきたんだから、どこでも戦えるよ(笑)」

――では、RFCにはどんな印象を持っていますか。

「しっかりとしたオーガナイズをしている。ファイターの質も良いよね。だからこそ、ちゃんと準備をして、グッドシェイプで試合に臨まなければならない」

――対戦相手のソ・ドゥウォン選手は重い打撃の持ち主で、日本の原井徹選手との殴り合いを制しています。

「強いファイターだよ。柔道がバックグラウンドの打撃系の選手だ。僕の方が経験は多いけど、気を引き締めて戦わないといけないことに変わりはない」

――日本のファイターと比較して、韓国人ファイターはフィジカルが強く、よりアグレッシブだというのが一般的な意見です。

「そうだろうね。ただ、個人差はどこの国にもある。確かに日本のファイターは、とてもテクニカルで落ち着いて戦うよね。そして、韓国人ファイターはもう少しアグレッシブなスタイルだ。あとね、日本人よりもケージに慣れていそうだよ。でも、僕はコーテツ・ボク以外、韓国人ファイターと戦ったことがないから、あまり先入観を持たないで戦おうと思う」

――ケージ対策は、どのように立てていますか。

「上をとってケージ際で、パウンドを多用してようと思っているよ。だから、壁を使ったテイクダウン中心のスパーリングを練習に取り入れている。僕はリング中心のキャリアを重ねてきたけど、ケージの試合もスウェーデンや英国で経験しているからね」

――RFCはケージを使っていますが、ユニファイドルールではなくエルボーが禁止されています。

「へっ、そうなのかい?  反則なんだ。よし、分かったよ」

――ルールを把握していなかったようですね(苦笑)。

「いや、分かっているよ。もう分かった。エルボーは反則なんだな。いずれにせよ、試合前に一番気を付けていることは、可能な限りベストシェイプを保つこと。ルールはそれからだ(笑)」

――そのコンディション調整ですが、2月のSBの試合からずっと東京に滞在していると聞いていますが、ホテル暮らしで体調管理は難しくないですか。

「SBの試合の3週間前に日本にやってきて、RFCの直前までこのままいるよ。今週末に彼女のセリーナがJEWELSで試合をして、それから10日ぐらいして韓国へ行く。それでノルウェイに戻る。ちょっとツカレタ(※日本語で)。でも、ホテルでは寝てばかりいるから、それは問題じゃないよ。