向後の7日株:業績V字回復!過熱感なく3役好転が目前のミシン株(644X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

JUKI (6440)が今日の注目銘柄!

13年12月期が黒字転換見通しであり、業績V字回復を高く評価して注目します。
また、株価に過熱感がなく、週足ベースの一目均衡表では「3役好転」が目前となっており、ここは、まさに買い好機とみています。

同社は、工業用ミシンで世界1位、家庭用では3位のシェアを誇るミシンメーカーです。

12年12月期の縫製機器事業は、中国においては縫製品の欧米向け輸出が減少したことや、縫製工場の東南アジア地域への産地移動の影響などで設備投資需要が減少し、中国以外の地域においても世界経済の減速などの影響を受け設備投資需要が低迷しました。この結果、12年12月期通期連結業績は、売上高は758.31億円、経常利益は29.96億円の赤字、当期純利益は83.42億円の赤字となりました。

しかし、13年12月期連結業績予想は、売上高は820億円(前期比8.1%増)、経常利益は27億円、最終損益で8億円と、黒字転換の見通しです。「JUKI構造改革プラン」により、収益力、財務体質の強化を進め、事業採算が好転する見込みです。

また、2月6日には、電子部品を基板に取り付ける実装機器事業について、ソニー子会社と事業統合することでソニーと合意したと発表しました。9月までの統合を目指し、新会社はJUKIの子会社にする方向とのことです。

一方で、台湾ミシンメーカー「SIRUBA」との協業を拡大し、近く新製品の共同開発も始めるそうです。これにより、シルバの開発力や部品調達網を生かし、生産コストの低減や新市場の開拓を進めます。

このような、リストラ、内外企業とのアライアンスの強化を着々と実現している、経営サイドの努力は高く評価されるべきでしょう。

週足チャートをみると、株価は13週移動平均線(29日現在、144円)をサポートに堅調に推移しています。26週移動平均ベースのボリンジャーバンドでは、+1σ(同、147円)と+2σ(同、172円)との間でバンドウォークをしています。

このような状況から、株価は、昨年11月15日につけた安値83円を底値にした、中期上昇トレンドが始まっている可能性が非常に高いとみています。

確かに、足元では、株価は週足ベースの一目均衡表の雲上限(同、148円)との攻防をしています。しかしながら、今後、終値ベースで日足ベースの一目均衡表の雲上限(同、146円)を明確に上抜けることができれば、短期需給が劇的に改善し、上昇スピードに弾みがつくとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。