東京都の猪瀬直樹知事は29日の定例記者会見で、公立学校の卒業式・入学式で「日の丸・君が代」強制に従わなかった教職員に都教育委員会が懲戒処分を行った問題について、「基本的なルールが分からない人は不適格だ」などと容認しました。

 都教委は2003年10月、「日の丸・君が代」強制の職務命令に従わない教職員を処分する通達を出し、従わない教職員を戒告処分にし、複数回繰り返すと重い減給・停職処分を科してきました。12年1月の最高裁判決は戒告処分を容認したものの、減給以上の処分は「慎重な考慮が必要」として取り消していました。

 猪瀬知事は会見で記者の質問に「全員起立というときに座っているのはおかしい。生徒に先生がしつけできない。あほみたいな話だ」「歌いたくなかったら口パクやっていたらいい。そんな程度の話を分からないというのは、教師としてふさわしくない」と非難しました。

 さらに最高裁が減給・停職を取り消す判決を出したことについて問われると、「明日から解雇と言っているわけじゃないんだから。大した話じゃない」と語りました。