「モス」のフライドポテト、おいしさの秘密は”油”と”塩”にあった!

写真拡大

フライドポテトはファストフードの定番サイドメニュー。

各社販売しているが、ちょっとした違いがあるのは皆さんご存じのはずだ。

ファストフード各社に聞くポテトのこだわり、第2回となる今回はモスバーガーに聞いてみた。

モスバーガーといえばできたてのおいしさにこだわる店。

ポテトだっていつも揚げたてをサービスしてくれる。

アツアツ、ホクホク。

カウンターで「やけどに気をつけて」なんてやさしく言われたりする。

そんなモスバーガーのポテトは、油と塩にこだわったヘルシー志向なのだ。

モスバーガーの「フレンチフライポテト」の誕生は1975年。

意外にも創業と同時ではなかった。

モスバーガーの誕生は1972年で、3月に東武東上線成増駅付近(東京都)に実験店をオープン。

同年6月に1号店として成増店(東京都)がオープンしている。

1973年には大ヒット商品のテリヤキバーガーが誕生。

フレンチフライポテトの登場はそれから2年後だ。

単にポテトを仕入れて揚げて……ではなく、本当においしいポテトにこだわったのだろう。

そのフレンチフライポテトの登場から現在までの変遷については企業秘密とのこと。

現在のフレンチフライポテトの原料はアメリカ・カナダ産のポテトで、カットのサイズにこだわったという。

現在のサイズは、「じゃがいも本来のおいしさを、揚げたてでしっかり味わっていただくため」(同社)に考え出されたとのこと。

そして、モスバーガーのフレンチフライポテトの特長は油と塩にある。

油はキャノーラ油をベースに、パーム油をブレンドした植物性オイル。

ビタミンEを配合した栄養機能食品なのだ。

サイズと合わせて揚げる時間も「外はカリっと中はホクホクに仕上がるように」と決められている。

塩はパタゴニア・ソルトを使用する。

アルゼンチンのパタゴニア環境保護地区には5億tの埋蔵量を誇る塩坑があり、アンデス山脈の雪解け水に洗われた純度99%の塩化ナトリウム。

これを天日で乾燥させて熟成させた塩を使っている。

パタゴニア環境保護地区は工場の建設が禁止されていることもあって、パタゴニア・ソルトは重金属など環境汚染物質を含まないという。

モスバーガーには2012年11月から新たなポテトメニューが加わっている。

揚げたてのポテトチップス「モスじゃがチップス」だ。

こちらの原料は北海道産の「トヨシロ」を使用。

トヨシロは目が浅く、形が良く、還元糖含有率が少ないため油加工しても黒く変色しにくい。

ポテトチップス用としては定番のジャガイモだ。

モスじゃがチップスは食感や素材感を重視して、トヨシロを厚めにカット。

塩はパタゴニア・ソルトのみで仕上げている。

Webサイトなどでは期間限定と紹介されているが、トヨシロの収穫時期によるためか、終了時期は未定とのこと。

14時からの販売で、原則として店舗のクローズタイムまで販売しているという。

ポテト好きには気になる商品だ。

早めに食べておきたい。

なお、楽天市場に出店しているモスバーガーオンラインショップでは、モスバーガーブランドのコロッケがある。

店舗にはないポテトメニューとして、ちょっと気になる存在だ。

モスバーガー公式サイトにリンクがあるのでぜひお試しを。