思わず笑う!?「文豪伝説」




「文豪」といえば皆さん誰を思い浮かべるでしょうか。文豪というと、小説家の中でも風格と実績を併せ持つ一部の人がそう呼ばれますね。今回は、文豪にまつわる面白いエピソードをまとめてみました。



■えっ? スパイだったの?



イギリスの作家、サマセット・モームといえば『人間の絆』『月と六ペンス』などの作品で知られています。このサマセット・モームは、実はイギリスの対外情報機関に所属し、諜報部員として活動していたことがあったのです。



イギリスのスパイといえば、ジェームズ・ボンドが有名ですが、もちろんこれは架空の存在。文豪がスパイもやっていたなんて、まさに「事実は小説よりも奇なり」です。



■豪快に飲食、豪快に遊んで、執筆も絶好調!



オノレ・ド・バルザックは、サマセット・モームに「天才と呼ぶにふさわしい」と称賛されたフランスの文豪です。が、ちょっとエキセントリックな人でもありました。まず名前に「ド」と入っていますが、これは貴族っぽく見せるための自称です。



バルザックはとにかく大食いでした。ご馳走をたらふく食べるのが大好きな人で、その一方、執筆中はとにかくコーヒーをがぶがぶ飲みました。晩年に失明しますが、その原因は糖尿病ではないかと推測されています。



また女性関係も華やかで多くの貴族の女性と浮き名を流しました。とにかくよく働き、よく遊ぶ豪快な文豪だったのです。事業にも乗り出すエネルギーも持っていましたが、こちらはうまくいかず、バルザックの死後も莫大な借金が残りました。



■底知れぬ勇気の持ち主



近代ロシア文学に多大な功績のある文豪アレクサンドル・プーシキンは決闘の傷がもとで亡くなっています。プーシキンは生涯に何度も決闘を行っており、それだけでもどうかと思うのですが、よけもせずに先に相手にピストルを撃たせるということを平然と(しかも数度も)やってみせたというのです。



有名な話ですが、ある友人とケンカになって決闘をすることになりました。プーシキンは撃たず、先に友人に撃たせます。ところが弾はそれてしまいました。プーシキンは笑いながら友人に近づき肩を抱きました。



「君も撃て、オレを侮辱するのか」と気色ばむ友人にプーシキンは「僕のピストルは雪が詰まっちゃった」と笑って言ったというのです。



■売れてる?



これは有名な話です。『レ・ミゼラブル』で知られる文豪ヴィクトル・ユーゴーはこの作品が出版されたとき、海外旅行に出かけていました。本の売れ行きが心配だったので、出版社に「?」一文字の手紙を送ります。「売れてる?」ですね(笑)。



出版社からは「!」一文字の返事が来ました。「バカ売れ!」の意味でした。上々の滑り出しだったレ・ミゼラブルは現在でも映画化されるような世界的な小説になったのです。



■聞こえてるぞっ!



明治時代の文豪、夏目漱石先生は晩年胃を悪くしていました。1910年(明治43年)には転地療養先の修善寺で大吐血し、人事不省に陥ります。(あとで漱石本人が聞いて驚いた)30分ほど意識が飛んだ後、漱石先生は意識が戻ります。



耳元では(家族に分からないように)ドイツ語で医者二人が話していました。「(脈が)弱い」「子供に会わしたらどうだろう」といった会話だったそうです。しかし、残念なことに漱石先生はそれぐらいのドイツ語は分かる人だったのです。



(漱石先生自身の後の述懐によれば)「私は子供などに会いたくありません」と目を急に開いて、できるだけ大きな声と明瞭な調子で言ったそうです(笑)。



■妻には二番目に上等なものを……



ウィリアム・シェイクスピアといえば、世界的な劇作家、偉大な文豪です。1616年に作成されたウィリアム・シェイクスピアの遺言状には「妻には二番目に上等なベッドを贈る」という有名な一節があります。



なぜ一番じゃないのでしょうか(笑)。「夫婦仲が悪かったからだ」「一番上等なのは来客用だったからだ」など、いろんな考察があるようです。







(高橋モータース@dcp)