韓国、日本の中学教科書検定結果に「歴史歪曲」と強く抗議―中国報道

写真拡大

【新華社発】 韓国外務省は26日に倉井高志在韓国日本大使館総務公使を呼び、「日本が同日に検定結果を公表した教科書は歴史を歪曲している。独島(日本語名称:竹島)は日本の領土であり、韓国に一方的に占拠されたと揚言している」と強く抗議した。
韓国外務省の趙泰勇報道官は、「外務省東北アジア局の朴俊勇局長は同日午後、倉井総務公使を呼び、問題の教科書を即刻改正するよう日本に求めた。韓国政府は日本が歴史を直視せず、自らの責任を無視する中学校教科書を認可したことに関し、日本に厳正に抗議する」と語った。
また、「日本政府は、教科書が歴史の誠実な反省に基づいて作成されたものでなければ、日本の新しい世代に誤った歴史観を植え込み、彼らに重い歴史の負担をかけることになることを心にとどめるべきだ。歴史を無視する者に未来はない」と表明。「日本は歴史を直視し、責任のある行動を取り、歴史問題に端を発した傷を早期に癒すべきであり、そうしてこそ、両国の相互信頼を取り戻すことができると、我々は再び言明する」と主張した。
文部科学省は同日、来春から使用する中学教科書21冊の検定結果を公表した。うち15冊は竹島に関する内容を含み、そのいずれも日本政府の立場に従うものだった。共同通信によると、地理教科書2冊、政治経済教科書6冊が竹島を「日本の領土」だと明記している。
韓国政府幹部は韓国聯合通信の取材に対し、「日本側が新たに認可した一部教科書は独島が『韓国側に一方的に占拠されている』と初めて取り上げているか、あるいはこの係争を国際裁判所に提出する必要があると記述している」と指摘した。
竹島は朝鮮半島の東部海域にあり、面積は0.18平方キロ。北朝鮮、韓国、日本が領有権を主張しているが、韓国が実効支配している。この数年、独島帰属問題をめぐり、韓国と日本は外交摩擦を何度も発生させている。李明博前韓国大統領は2012年に竹島を視察し、竹島に上陸した初の韓国元首となった。韓国聯合通信は、教科書問題は両国関係の緊張状態に拍車をかける可能性があると伝えている。
(編集翻訳 伊藤亜美)