【BL】このマンガ・小説を読めば、あなたも腐女子・腐男子に!? 腐女子がBLにハマるワケ

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ここ最近、テレビや雑誌でも見聞きするようになった「腐女子」という言葉。でも、それがどんな人たちのことを言うのかは、イマイチわからない――なんて人も多いはず。
今回は「腐女子」と、彼女たちがハマる「BLの魅力」についてご紹介します!

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■腐女子ってなんだ?

そもそも腐女子とは、男性同士の恋愛を描いたマンガや小説など、BL(ボーイズラブ)作品の愛好者のこと。本来はBL的な要素が含まれていないマンガやアニメでも、男性同士の関係(友情や主従など)をBL的な視点でとらえて、萌えてしまう自らの思考や発想を「腐っている」と自嘲・自虐する自称です。

よく「腐女子=女性オタク」と紹介されることもありますが、BL愛好者からするとちょっと違和感を感じてしまいます。女性オタクに腐女子が多いことは事実ですが、BL的なものが苦手な女性オタクも少なくありません。また、2008年に『純情ロマンチカ』(中村春菊/角川書店)がTVアニメ化されたことをきっかけに、最近は男性のBL愛好者「腐男子」も増えています。

けれど、BLを読んだことがない人にとっては、なぜ腐女子・腐男子がBLにハマるのか、理解することは難しいはず。もちろん、ハマる理由は人それぞれですが、今回はBL初心者にもオススメのBL作品とともに、BLにハマるポイントをお教えしましょう。

■腐女子=組み合わせフェチ?

腐女子は誰しも、お気に入りのカップリング(受け攻めの組み合わせ)があります。わんこ攻め×ツンデレ受けや、俺様攻め×やんちゃ受け、ヘタレ攻め×誘い受け……などなど、それはまるで「おにぎりには日本茶!」というように、それぞれが最高の心地よさを感じるカップリングがあるのです。最高のカップリングと出会うために、努力を惜しまない腐女子は組み合わせフェチとも言えるのかもしれません。

その探究心は尽きることなく、人間以外の生物や無機物にまで及ぶことも珍しくありません。ごく日常的な時間を過ごしていても、ペットの猫たち(もちろん雄)や携帯電話と充電器、鉛筆と消しゴムなど、腐女子はさまざまなカップリングを妄想しています。2008年には擬人化ブームが到来。蜘蛛×蝶々、人間×ゴキブリなど、虫たちの恋を描いた『恋愛虫毒』(御影椿/リブレ出版)や、徳川家康×大阪城、勝海舟×江戸城など、日本の名城を擬人化して、城攻めをBLで読み解く『お城でBL』(一迅社)など、さまざまな擬人化BLが登場しています。

まずはあなたの身のまわりにあるもので、カップリングになりそうなものを探してみては? 「おもしろいな」と思える組み合わせを見つけたら、そのカップリングのBL作品がないかチェックしてみてください。きっと、あなた好みのカップリングに出会えるはずですよ。

■BLは究極のラブストーリー!

「組み合わせフェチなんだったら、わざわざ男同士じゃなくてもいいじゃないか!」という声も聞こえてきそうですが、やはり「男同士でなければいけない」ワケもちゃんとあるのです。

恋は障害が大きければ大きいほど萌え(燃え)るもの。『ロミオとジュリエット』では家同士の確執がふたりを隔てているし、『タイタニック』では身分差が短く儚い恋を燃え上がらせるスパイスになっています。そして、BLでは「男性同士であること」が越え難い壁として存在するのです。

たとえば、マリリン・モンローに憧れた美少年・Jの生涯を描いた、2003年の『Jの総て』(中村明日美子/太田出版)では、Jは高等中学校の上級生・ポールに恋愛感情を抱くものの、男性同士であることを悩み、葛藤し続けます。Jがどのように「男同士であること」の壁を乗り越えるのか――エンディングは感動で涙してしまうこと間違いなしです。

このほかにも、因縁で結ばれたふたりのサラリーマンの恋を描いた、1999年の『猫かぶりの君』(あさぎり夕/集英社)や、男性同士×身分違いの恋という二重の生涯に隔てられているカップルを描く、現在で『Chara Selection』で連載中の『憂鬱な朝』(日高ショーコ/徳間書店)など、男性同士だからこその上質なラブストーリーを堪能できる作品はたくさんあります。普通の恋愛物語にあきてしまった人は、BLにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■BLが嫌いな日本人なんていません!?

BLの魅力をいくら説明されても、自分は絶対にハマらないと思ってはいませんか? けれえど、日本人であれば誰しも、腐女子・腐男子になれる因子を秘めているのです。

あなたは男同士の友情や主従の絆、不幸な境遇にある少年の物語に感動したことはありませんか? たとえば、新撰組や源の弁慶と義経のエピソード、『フランダースの犬』は、多くの日本人が好む歴史上のエピソードや物語です。実は、BLにも「男同士の絆」「少年の悲劇的な物語」という、日本人が大好きな要素が含まれているのです。

BLでは友情や主従関係など、男同士の絆が恋愛関係に発展することは珍しくありません。また、最近では随分と少なくなったものの、BL黎明期の作品では悲劇的な物語がほとんどでした。

BLの元祖と言われる、1970年代の名作少女マンガ『風と木の詩』(竹宮恵子/中央公論新社)は、両親の愛に育まれて素直に育ったセルジュと、愛を知らずに育ったジルベールの悲しい恋の物語。愛し合うがために、悲劇的な運命に翻弄されるふたりの物語は腐女子・腐男子じゃなくても、ハマってしまうはず。BL史のはじまりであるこの作品から、BLにハマるのもいいかもしれませんね。


BLにハマるポイントをおさえたら、あとはトライするのみ! さあ、あなたもBLにハマって、素敵な腐女子・腐男子ライフを満喫しませんか?

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