WWDジャパン編集長 山室一幸告別式<br> 山本耀司が弔辞

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 ファッション週刊紙「WWDジャパン」および「WWDビューティ」編集長で16日に逝去した山室一幸(やまむろ かずゆき)氏の告別式が26日、青山葬儀所で行われた。生前に親交が深かったファッション業界の重鎮をはじめ一般を含む約500人が参列し、山本耀司氏が弔辞を読み上げた。

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 山室一幸氏は1959年東京生まれ。1985年からTV番組「ファッション通信」のプロデューサーとして世界各国のファッションシーン最前線を現地取材し、2006年にINFASパブリケーションズが発行するファッション週刊紙「WWDジャパン」編集長に就任。「WWDビューティ」編集長を兼任しながらジャーナリストとしても活躍を続け、TVやラジオをはじめ多くの講演会やトークショーなどに出演してきた。訃報が届いたのは東京のファッションウィークが始まる前日で、死因は急性心筋梗塞。53歳だった。

 INFASパブリケーションズと山室家の合同によって前日の25日に行われた通夜とお別れの会には、雨の中約1,300人が参列。会場は山室氏が好きだったという白い薔薇で飾られ、思い出の映像から亡くなる前夜に主催したファッションウィークのキックオフパーティーの様子が映し出され、「ファッションには愛が必要なんだ」と公の場での最後の言葉になったスピーチが流された。告別式でインファスメディアグループ代表の森顯氏は、「(山室氏と)一緒にひとつの夢を追いかけてきた。ファッションこそ文化であり、平和な世界をつくるということ。山室さんが残した大きな夢を仲間で必ずやります」と語り、山本耀司氏は「クリエイターとジャーナリストはどっちがダメでも成り立たない。でもあんただけは中立公平だった。ありがとう」と別れを告げた。喪主を務めた妻の山室恵美子氏は「ファッションを愛し人を愛した夫は、まだやり残した事がたくさんあったはず。きっとすぐに生まれ変わってきてくれると信じています」と涙まじりに挨拶し、山室氏が好きだったという郷ひろみの楽曲が流れる中、多くの参列者が棺を乗せた車を見送った。