講談社の女性誌「Grazia(グラツィア)」と「GLAMOROUS(グラマラス)が、7月6日に発売する2013年8月号をもって休刊することがわかった。同社は2誌の休刊決定を機に、将来的な雑誌の役割を見据えた「新しい雑誌ビジネス」の開発に取り組むため、新雑誌研究部を立ち上げるという。

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 1996年に創刊された「Grazia」は、「ワーキングマザーがいちばん楽しい!」をテーマに30代ミセスのライフスタイルを提案。順調に部数を伸張した時期もあったものの近年はその数が減少し、昨春のリニューアルでも期待した成果を上げられなかったという。一方、20代後半の女性向けファッション&ビューティ誌「GLAMOROUS」は2005年に創刊され、安室奈美恵や平子理沙、長谷川潤などをカバーガールに起用して「辛口カジュアル」を発信。最近では「グラ男®」(=グラッとくるグラマラスな男)と命名したグラビア企画を組み話題を集めていたが、市場規模の拡大には至らなかった。

 なお、「Grazia」と「GLAMOROUS」以外に同社が手がける「with(ウィズ)」と「ViVi(ヴィヴィ)」、「VOCE(ヴォーチェ)」、「FRaU(フラウ)」の女性誌4誌は、誌面のさらなる強化をはじめ、デジタルコンテンツ開発や通販(eコマース)、商品化ライセンスといった多面的展開を拡充していく予定。講談社は「読者のみなさまへ」と題して公式サイト上に発表した文書の中で、「これまでGrazia、GLAMOROUSを応援してくださったことに、心より感謝申し上げます」と掲載している。