世界の”臭い”食べ物が集結 - 世界一臭いあの缶詰と韓国の珍味も

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世界各国には、一種異様な臭気を放ちながら独特の味わい持つ食品が存在する。

それらの中で特にキツい食品を一堂に集めて味わうイベント「世界のくさウマ実食会」がこのほど、東京都・新宿の「ロフトプラスワン」で開催された。

今回はその詳細をレポートする。

19時30分、100名に迫る来場者が見守る中で満を持しての開幕。

まず披露されたのは、フランスとスイスの国境付近の地域でつくられるチーズ「モンドール」とフランス産のシェーブルチーズ「サントモール」。

シェーブルタイプのチーズは山羊のミルクからつくられ、一般的にシェーブルチーズは個性の強い味わいと評される。

どちらも乳製品独特のコクに独特の風味がアクセントを添えて美味。

次に台湾と中国代表の「臭豆腐」を「生のまま」での提供。

異様な臭気に、会場各所から野太い悲鳴が上がる。

しかしようじの先に付けて少しずつなめれば、軽い塩味とともにしっとりとした旨みを感じ取れる。

そして日本代表・伊豆諸島でも「一番臭い」と評判の「新島のくさや」。

ムロアジとトビウオの2種が供されるとともに、魚をくさやに変える漬け汁「しょっちる」も公開。

数百年間熟成を続けた茶褐色の液体には旨み成分を含む以外に殺菌効果もあり、かつての新島では傷口の消毒薬にも用いられていたという。

「世界で2番目に臭い食べ物」こと韓国の「ホンオ・フェ」は、洪魚(ホンオ)と呼ばれるエイを使ったもので、フェは刺身を意味する。

このホンオを甕の中に漬け込んだ発酵食品で、嗅いだ状態では臭みを感じないが、口に入れて奥歯で噛みしだけば軟骨のコリコリした触感の次に、「猛烈な清涼感」が口内から食道の粘膜にグワンと噛みつく。

トリを飾るのは「世界で一番臭い食品」こと、スウェーデンの「シュールストレミング」。

生のニシンを塩とともに缶に密封し、嫌気発酵させたもので、納豆の20倍とも称される激烈な臭気を有するという。

不測の事態を避け戸外で開封した上で、北欧の薄焼きパン・トゥンブロードにシュールストレミングをのせ、大量の刻み玉ネギとトマトを添えた現地における「正しい食べ方」で供される。

ニシンの小片が玉ネギの香気やトマトの酸味とうまく作用して、それなりにおいしくいただけた。

世界の臭い食品の中での「白眉」を集めた今回のイベント。

帰宅時の周囲の目と鼻を考え、来場者一同に「マスク」を配る主催者の心配りが有り難かった。