アルコールを飲んではいけない「ドライデー」

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海外駐在員ライフ Vol.190

From India

アルコールが禁じられる「ドライデー」は、レストランでもお酒を出さない?


■ドライデーの飲み会幹事は要注意

こんにちは。Harukoです。今回は、インドの興味深い文化についてお話しします。

インドに来て非常に驚いたのが、アルコールが禁じられる「ドライデー」という日があること。この日ばかりは、レストランで食事しようとしても、アルコールを出してくれないのです。ドライデーは、毎年8月15日の独立記念日など年に数回あり、いずれも国にとって大事な行事の日なので、国民は酒など飲んで酔っぱらっている場合ではないという理由から定められているとも聞きます。

ただし、公の面前では飲めないものの、家では皆さん普通に飲んでいるようです。ホテルのレストランなどでも、外国人にだけはアルコールを出してくれますし、最初から構わずオープンにアルコールを提供するレストランもあります。したがって、飲み会の幹事は、ドライデーの日かどうか、またはドライデー遵(じゅん)守の店かどうかの事前確認が必須です。ドライデーの日にちは毎年変わるので、調べるのも一苦労ですが。


■インド女性は衣装持ち

もう一つインドで特徴的なのが、民族衣装であり、インドでは「正装」にあたるサリー。未婚の若い女性は1〜2着しか持っていませんが、既婚者になると30〜100着ものサリーを持っていることが多くて驚きます。結婚するときに持たせてもらったり、結婚記念日や誕生日など機会あるごとに新調していたりするためではないでしょうか。結婚前の女性は、「バンジャビスーツ」と呼ばれる、レギンスとチュニックを組み合わせたような服を着ることが多いようですね。

サリーは、イメージとして日本の着物に非常に近いと思います。私の母親の世代は、子どもの入学式などには着物を着る人が大多数でしたが、今では着物はすっかり少数派。インドでも、サリーを着る機会は少なくなっているようです。日本の着物ほどでこそないものの、若い女性にとって一人で着るのが難しいこともその一因なのかもしれません。一枚の布を、カーテンのようにきれいなドレープを作りながら手繰り寄せて着るテクニックが必要なため、未婚の女性たちは、お母さんやメイドさんに着せてもらうことが多いようですね。

私も、今までにサリーを2着作りました。材料費は、素材やデザイン次第ですが、500円程度で済むものから、3万円くらいのものまで。加えて300〜500円ほどの仕立て代で作れます。初めて着たのは、ホテルでのパーティーに出たとき。ホテルでマニュアルを見ながら一人で着てみて、それからホテルのスタッフに直してもらいました。

郊外だと、都市部に比べてさらに娯楽が少ないのもインドの特徴かと思います。インドの郊外には、工場で現地の人たちに技術を指導する日本の技術者も多く住んでいますが、一帯が工業団地なので、ショッピングセンターや日本食材を売る店、おいしいレストランなどは近くにはなく、楽しみを見つけるのは難しいようです。単身赴任の男性が多いことから、休みの日は単身赴任者同士でお互いに夕食を作りあって一緒に食べたり、自宅に雇っているコックに日本食を教えて、ふるさとの味を楽しめるようにするなど、工夫していらっしゃるようですね。

彼らの勤務先の工場には、英語の通じない現地スタッフも少なくないようですが、そうした人たちに対して、ときには身振り手振りも交えて真剣に技術を教えている姿を目にするたびに、頭が下がる思いです。

次回は、私のインドでの暮らしについてお話しします。