部屋を彩るカーペット選びのコツ!

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カーペットを床材と考えると、占有する面積が大きく、部屋のイメージに大きく影響を与えます。

デザイン性にはもちろんこだわりたいところですが、その機能にも着目してみてください。

目的にあった、適切な機能性をもつものを選ぶことが、快適な空間づくりへの第一歩となるでしょう。

では、今回はカーペットを「素材」から考えてみましょう。

■どの「部屋」にどの「素材」がいい?カーペットの素材には、大きく分けると「天然繊維」と「化学繊維」があります。

主要な「天然素材」ならウールが代表でしょう。

「化学繊維」はアクリル・ナイロン・ポリプロピレンなどになります。

・ウール何より肌触りが柔らく、通気性・保温性に優れているので梅雨時期はサラッと気持ちよく、夏は涼しく冬は暖か、一年を通して快適に過ごすことができます。

動物性繊維特有の臭いがありますが、それも1年ほどで消えていきます。

しかし、毛羽立ちやすく、虫に弱いというマイナス面もあります。

毛羽立ちやすさは肌触りのよさの裏返しで、虫に弱いのは天然ならでは。

近年は防ダニ加工が施されたものも多く流通しているので、防ダニ加工がされたカーペットを選べば問題ないでしょう。

へたりがおきても、ある程度は自力で再生できるたくましさがあり、高級感と天然素材の良さを感じたいなら、リビングにおすすめの素材です。

・アクリルウールに似た特性と化学繊維の特性を併せ持っています。

保温性と弾性に優れていますが、毛羽立ちやへたりがおこりやすく、一度へたるとなかなか元に戻りにくいという面もあります。

手軽にウールの風合いを楽しみたい方におすすめです。

耐久性には劣るので、歩行性の少ない寝室などによいでしょう。

・ナイロン最も丈夫で、寿命が長く、へたりに強く、遊び毛・抜け毛が出ず、清潔が保ちやすい素材です。

その特性から、住宅・公共施設を問わず幅広く使用されています。

ただ、丈夫さゆえにウールのような温かみはなく、クールな感触さえ受けるでしょう。

住宅なら、廊下・ダイニング・子供部屋などにおすすめです。

・ポリプロピレン水に浮くほど軽く、ナイロンに次ぐ丈夫さがあり、汚れ落ちも良いです。

日焼けによる色あせも少ないので、日当たりの良いお部屋でも心配ありません。

ただ、家具などの跡がつきやすいので、模様替えの多いお部屋には不向きでしょう。

■ありがちだけど、気をつけよう! 和室にカーペットの極意和室でカーペットを使う場合は、敷き詰めではなく、センター敷きをおすすめします。

畳には調湿作用があり、その畳をカーペットで覆ってしまうと、ダニやカビを発生させる原因となってしまいます。

カーペットはこまめに干して、畳に風を通すようにしましょう。

素材は選びませんが、畳表が傷まないよう、カーペットの裏地はフェルトのものを選ぶと良いでしょう。

■コーディネートで心の“美”調整カーペットのコーディネートでは、その部屋の使用目的やテーマ、イメージを考えてコーディネートするとよいでしょう。

自分が思い描く部屋のイメージや色の好みに合わせて、プライベート空間なら好きな色、リビングなら落ち着く色というふうにカーペットを選ぶのがコツです。

みなさんもカーペットで部屋を彩ってみてはいかがでしょうか。

(文・田中みどり)識者プロフィール田中みどりStep planningステッププランニング 二級建築士事務所 代表。

二級建築士/福祉住環境コーディネーター2級/健康住宅アドバイザー。

住宅設計・住宅リフォームのプランニング・外構デザインがメイン。

女性ならではの優しい視点で、あなたの住まいをコーディネートのお手伝い。