【女子座談会】 SNS上の写真、「シェアしたい ・したくない」の境界線は？

「スマホで撮った写真をSNSに投稿」。そんな行動が日常的になった昨今。
だからこそ投稿する写真の内容やクオリティだけでなく、シェアや「いいね！」にまで気づかいが求められているとのこと……。
そこで今回は、20代女性3名に集まってもらい、SNS上の写真について、ホンネを聞いてみた。

■出席者
ミホ（25歳・金融系SE）カメラ好き女子。コンデジ、一眼の2台持ち。
ヒトミ（23歳・Web系エンジニア）1日1枚は投稿するSNS大好き女子。
カオリ（24歳・メーカー企画職）SNSにはちょっと消極的。発言はやや辛口。

――みなさん、SNSサービスは使っているかと思いますが、自分で撮った写真を投稿することはありますか？

カオリ：はい、ときどきやっています。

ミホ：わたしもときどきですね。かわいらしいスイーツを食べたときなどはスマホで撮ってUPして、旅行に行ったときはデジカメで撮ったものをUPと、シーンごとに切り替えています。

ヒトミ：わたしは1日1枚はUPしてます！

――1日1枚！ すごい頻度ですね。被写体はどんなものが多いですか？
ヒトミ：そうですね、やっぱり一番多いのはごはん、あとはネイルなど身の回りのものですかね。スマホで撮影した画像をアプリで加工して、かわいらしい写真に仕上げてUPするようにしてます。

カオリ：すごく女子っぽい！

ヒトミ：おいしいごはんを食べに行ったときって自慢したいじゃないですか！ あと旅行の写真も行ったことを自慢したいし、その話題で盛り上がれるからね。

ミホ：たしかに、旅行に行くとデジカメでたくさん写真を撮るのでUPすることが多いですよね。わたしも昨年、ニュージーランドへ一人旅に行ったのですが、ごはんや景色や観光地など、全部で100枚ぐらいをパソコンからUPしました。

カオリ：わたしは時々しかやらないかな。でも、かわいらしいスイーツの写真をわざわざUPする子って、なんだかバカらしくないですか（笑）

ミホ、ヒトミ：ひどい！！（爆笑）

カオリ：ちがうの、いい意味で褒めているんですよ！ わたしには絶対にできないので！
逆にそういう写真をあえて撮って投稿するときもありますよ。ごはんとか興味ないのに、「こんなかわいいごはん食べて、充実したキャピキャピした毎日を送ってるぞ！」っていう自己演出のつもりで（笑）

――facebookにUPされている1枚には、いろんな思いが込められているんですね……（苦笑）

ヒトミ：facebookの写真ってリア友と会ったときに会話のネタになることが多いですよね。「いつもおいしいもの食べてるよね」とか、「どこかおいしいお店教えてよ」とか。

カオリ：そういえばそうだねー。

ミホ：たしかに、その考え方はなかったな。

ヒトミ：そうそう、リア友と会ったときの会話のためにSNSに投稿している部分もありますね。



――やっぱり投稿した写真をシェアされたり「いいね！」されるとうれしいですか？

ヒトミ：それはうれしいですよ。コメントは正直返すの面倒ですけどね（笑）

ミホ：見てくれる相手がいるからこそ写真をUPするわけだから「いいね！」やシェアされるとうれしいですよね。「いいね！」してくれるだろうな、ってつもりで写真を上げるときもありますから。でもわざわざコメントくれる子ってマメだなって思う。

ヒトミ：逆に絶対に「いいね！」しないのは、カップルのラブラブ写真とかですね（笑） 「空気読めよ」って思うときもあるし、別れたらどうするんだろう、って心配したりもします。写真削除するのかなー、とか（笑）

ヒトミ：わかる！ わたしの友人でいつもラブラブ写真をUPする子がいて、新しい写真がUPされると、「写真上がったよ！」って友だち同士でLINEが回ってきて、みんなでネタにしてます。でもその本人と会えば「いつも幸せそうだよねー」って話をしたり（笑）

ミホ、カオリ：（爆笑）

■タイムライン上で目立つのは「きれいな写真」

――ここに何枚か写真を用意しましたが、facebookでシェア「いいね！」したくなる写真ってどんな写真ですか？

ミホ：子供やペットの写真は「いいね！」したくなりますよね

ヒトミ：友人が投稿した写真には、無意識に「いいね！」しているかもしれない。でも本当にいいね！って思うのは、おいしそうな食べ物や旅行の写真ですかね。旅行の写真はたくさんアップされることが多いので、1枚1枚じっくり見ていいね！をすることが多いですね。それは本当に「いいね！」って思います。

ミホ：旅行の写真って見ているだけで楽しくなるし、自分も行ってみたいなって思うので、とくに海外の見たことのない風景などは、素直に「いいね！」を押したくなりますよね。

――普段の飲み会写真とかでは、そうは思わないですか？

ヒトミ：楽しそうだなー、ぐらいですね。

ミホ：飲み会の写真って、暗くて顔がわからないことが多いじゃないですか。お酒も入っているので、ブレている写真も多いし。

カオリ：いつもデジカメを持ち歩いてて、きれいな飲み会の写真を投稿する子がいるんですけど、その子の写真は「いいね！」って思います。自分が一緒に写るときキレイだとうれしいですから。

ミホ：あと、センスがいい写真って大事ですよね。美大出身の友人で、カメラ好きの子がいるんですけど、彼女が海外旅行に行ったときの写真はオシャレでかわいくて、すごくよかった印象があります。

ヒトミ：たしかにスマホだと壮大な景色とか、建物の立体感って表現しにくいので、逆にデジカメで撮影した写真がアップされると、タイムラインの中で目立ちますよね。

――旅行の写真でも、すべてがいいわけじゃないってことですね。

ミホ：そうですね。実際に行ったらすごくきれいなんだろうな、って思うんですけど、だからこそ、写真が残念だと目立ちますよね（笑）

カオリ：伝わらない写真あるよね。「いいね！」に値しない写真（笑）

ミホ：スマホって便利ですよね。デジカメで撮影するといちいちパソコンに取り込む作業が発生するのですが、スマホの場合、とくに旅行中は移動時間にアップすればいいので簡単ですよね。

■デジカメで撮った画像がスマホに自動でワープするドコモの「Eye-Fi カード 01」

――この「Eye-Fiカード 01」は、普通のSDカードと同じようにデジカメに挿入してシャッターを押すだけで、スマホやタブレットに撮った写真が送られて来るんです。

カオリ：へー、旅行のときに絶対に使いたい！

ミホ：デジカメで撮影した写真をパソコンを使わずにアップできるなら、旅先では重宝しそう。わたしはカメラが好きでコンデジもデジタル一眼も持っているので。このカードはうれしいですね。

ヒトミ：ってことは、デジカメで撮影したものをスマホのアプリで加工することもできるんですよね。

ミホ：それはさらにクオリティあがるね！

カオリ：あと、友だちの結婚式や、同窓会などでシェアしやすいですよね。せっかくデジカメできれいに撮影した写真も「あとで送るねー」って言われて送られてこないことが多いから（笑）

ミホ：ズボラな人にも向いてるかもしれませんね。日々、写真を撮るのは趣味でやっているんですけど、とりあえずパソコンに取り込んでおいてそのまま放置、ってパターンが多いので、facebookにすぐアップできるのはうれしいです。

ヒトミ：あとfacebookって旬なネタじゃないと微妙だったりするので、撮ったその場でUPすることが大切ですよね。どんなにきれいに撮れた写真でも「いまさらこのネタ上げるのかよ」って思われるのもイヤですから。

カオリ：たしかにスピード感は大事だね（笑）

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