先日、カレーハウスCoCo壱番屋が、「一週間で最も多く一杯単位で販売されたカレー」のギネス世界記録を達成しました。1週間(1月22〜28日)に、151万4,026食のカレーを提供したことで、今回の記録となったのです。カレー好きな日本人は多いですが、こんなにも食べているとは驚きです。

 そんなカレー好きにはたまらない書籍がパルコ出版から刊行されました。『アンソロジー カレーライス!!』は、阿川佐和子さんをはじめ、寺山修司さん、中島らもさん、藤原新也さん、吉本隆明さん、よしもとばななさんら33人の作家が、カレーライスについてだけを書いた文章を集めたもの。それぞれのカレーに対する熱い? 思いが込められており、シンプルな料理であるカレーも、人によってはこうも捉え方が違うのかと、読み比べをしていると新たな発見もあります。

 そのなかで、町田康さんは、カレー料理の大いなる難点について語っています。「カレーに難点なんかあるの?」と思ってしまいますが、町田さんの考えはこうです。

 「ではカレー料理の材料はなんだ。その通り、カレー粉、畜肉、玉葱その他である。私はここに大いなる難点を感じるのである。なんとなれば、これらの材料をスーパーマーケットで購入した場合、レジスターでお会計をする際、担当の店員にカレーを拵える、ということが見破られてしまう。そこが大いなる難点なのである」

「つまり、そのレジの人に、なんだこいつカレー食うのか、はは、と思われるのが恥ずかしい」

 とのこと。男性はこの気持ちがよくわかり、女性にはこの気持ちがよくわからないかもしれません。というのも、町田さんのまわりの男性友人がそれに賛成したものの、女性全員が「そんなのどうでもいい。そういう感情は理解できない」と答えたのです。町田さんのなかで、この恥ずかしさは「男の病」として結論付けられました。

 見栄をはってしまうというやつでしょうか。カレーを食べるのは好きだけど、カレーを作ることはバレたくない。なんとも男心は複雑なものです。男性の皆さんは共感できますか?



『アンソロジー カレーライス!!』
 著者:阿川佐和子,阿川弘之,獅子文六,東海林さだお,安西水丸,滝田ゆう,寺山修司,中島らも,林真理子,藤原新也,古山高麗雄,町田康,色川武大,向田邦子,村松友視,山口瞳,池波正太郎,吉本隆明,よしもとばなな,吉行淳之介
 出版社:パルコ
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