米国人男性が、日本文化に関する情報を発信するブログ「tofugu」で、日本のおみやげについて紹介した。

 最近訪日した筆者は、おみやげとして何を買うか頭を悩ましたという。日本に行く機会はそんなに多くないので、できるだけたくさんのおみやげを買いたいと思ったようだ。そして筆者は、「日本独特のもので、大量に買えるものを探し、『ハイチュウ』に決めた」と述べた。

 ハイチュウは森永製菓が製造するチューイング・ソフトキャンディ。2012年までに131種類が発売されている。

 筆者はハイチュウは、噛むタイプのフルーツキャンディだと説明。「米国にも類似したタイプのものがあるが、それが日本で広がったというのはハイチュウに失礼だ」とハイチュウのおいしさをアピールした。

 そして、「日本のスナックに共通していえることだが、味の種類が信じられないほど豊富」だと強調した。「米国ではキャンディはどこまでいっても同種のキャンディで、季節や買う場所で異なることはない」という。しかし日本では、訪問した旅行先にしかない種類や季節で異なる種類のキャンディを作り、付加価値をつけていると説明。実際、筆者も必要以上に限定版キャンディを買ってしまった1人だと述べた。

 特にお気に入りは、「ハイチュウ・プレミアム」という種類。普通のハイチュウと異なるタイプで、ゴムのように噛みごたえがあり、大人にアピールするためワイン味を使用するなどの点が好きなのだという。「日本にはたくさんの限定スナックはあるが、ハイチュウは特に魅力的だ」と語った。

 豊富な味だけではなく歴史にも魅力があるようで、ハイチュウが発明された経緯について、「米国のキャラメルに日本のアイディアがミックスしたもの」だと紹介した。

 キャラメル自体は、米国でも親しみのある味だが、独特で豊富な味のバリエーションが、筆者の興味を引いたようだ。(編集担当:田島波留・山口幸治)