思った以上に邪魔!

見えて当たり前という思い込み。僕は自分の中の甘えを痛感しています。20日の祝日、僕は早くからWBC決勝という書き込みをカレンダーに記入し、アサヒスーパードライをストックしていました。朝から飲むぞ。そしてブログでも書いて一日をダラダラすごすぞ。三連覇だけにパーッといこう、と。

しかし、そうはならなかった。侍ジャパンは敗れ、決勝戦はドミニカVSプエルトリコという組み合わせに。するとテレビ朝日は「日本が出ないなら決勝の中継やめますね」と中継を取り止め。僕はたまたまCSで見られましたが、あれほど煽っておきながら日本が出ないという理由だけで決勝戦をカットするとはどういうことか。WBCを中継していたのではなく、侍ジャパンを中継していたのだということを痛感させられます。これではアメリカに「やる気がない」「しっかりしろ」「盛り上がりが少ない」などと文句を言うのも、ちょっと憚られます。

まぁ実際、デイリースポーツは早速「鳥谷阪神でセ界一」という見出しで1面を作り、「やはりデイリーは阪神にしか興味がなかったか」「能見のことは知らんぷりしたか」「三連覇特集号改め鳥谷特集号、出しちゃえばいいのに」という状態です。同様に中日スポーツも「井端竜を救う」という見出しで1面を作り、「さぁ中日ドラゴンズの始まりだ!」と言わんばかり。

所詮野球は国内リーグ至上主義だからな…と思っていたところ、金曜日の夜中にやるサッカー日本代表の国際親善試合が3年ぶりに地上波中継ナシになるとのこと。まぁ別にBSで見りゃいいんですが、僕が金曜の夜だけは女の子の家に泊まりに行っていて、横で眠る女の子の寝(c)を感じながら、こっそりワンセグで見ているというケースは想定されていないのでしょうか。いないですか。まぁ僕も想定しないので、実際そうなったら僕もビックリしますが。そしてその場合は多分、ワンセグでサッカーは見ないで、●ッ●●を見ていると思いますが。

見られて当たり前と思っていたものも、決して当たり前ではない。僕は冷蔵庫でキャリーオーバーされたスーパードライを空けて、ゴクリと飲み干しました。何事も当たり前ではないんだな、と思いながら…。

ということで、野球中継がいつもの感じで見やすいのは決して当たり前のことではないという事例について、アメリカのオープン戦「ブルワーズVSエンゼルス戦」からチェックしていきましょう。


◆そこに立たれるとめっちゃ邪魔なんですけどwwwwww


野球中継を見ているとき、ストライクとかボールとかテレビだとよくわかりますよね。でも球場で見ると、正直際どいところはわからないじゃないですか。ていうか、座席の位置によっては高さくらいしかわからないことも多いもの。

バックスクリーン横から望遠レンズでホームベース周辺を映す技術。アレがなければ、ここまでテレビでの野球観戦は面白くならなかったでしょう。球審のコールを聞きながら「ストライクって言うんだからストライクなんだろう」と思うだけで、アウトローにズドンと行った球に痺れることも、ボール1個ぶん外れたボールに安堵することもなくなるのですから。

しかし、カメラがあるからと言って、すべてが約束されているわけではなかった。日本時間20日に行なわれたオープン戦。青木宣親さんが出場したブルワーズVSエンゼルス戦では「カメラがあっても見えるとは限らない」ということを、テレビ観戦組に思い知らせてくれたのです。

↓こ、ここに立たれると…ぶっちゃけ邪魔だな…!



客:「オイ、オッサンどけよ!」
客:「ミットが見えねーよ」
客:「つ・ま・み・だ・せ!」

クリケットかwwwwwwwww

まぁクリケットみたいなもんかwwwwwww

はじめは二遊間寄りにいたオッサンは、テレビ局からの文句を受けたかピッチャーの真後ろに移動。そこでじーっと試合を見つめているではありませんか。まぁ二遊間にいられるよりはマシです。ミットは見えますから。ただ、極めて目障り。投手もどことなく落ち着かない様子です。

しかし、これは諸事情により仕方ないとのこと。何でもこの試合の球審が1回の途中でボールが当たって負傷してしまい、予備の審判も到着が遅れており、残されたのは一・三塁の塁審だけだったのだとか。で、仕方ないので三塁塁審が二・三塁をカバーするようにピッチャーの後ろに陣取り、一塁塁審と二人でゲームを裁いたとのこと。

↓この珍しい事態にはたまたま打席に立った青木も苦笑い!
青木:「初めてでしたね」

青木:「試合で主審がいないっていうのはね」

青木:「ちょっと集中できなかったですね」

青木:「さすがに1打席目は」

<画像:審判と見つめ合う形となり思わず苦笑いの青木>
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/photonews_nsInc_f-bb-tp2-20130320-1100292.html

キャッチャーも笑ってるじゃないかよwww

楽しい草野球みたいになってきたwww

どうも、オープン戦なのでもともと3人審判制でやっていたと。で、ひとりが怪我をしたので2人制に移行したと。そういう話であるもよう。日本プロ野球の審判は4人制が一般的ですが、昔はプロ野球でも外審(線審)まで入れた6人制でした。マイナーリーグでは今でも3人制か2人制でやるのが普通だとか。4人でなければいけないなんて話は通りません。

そもそも公認野球規則でも「審判は1人以上」と別にひとりでもOKということになっています。ひとりの場合は、走者がなければ本塁後ろに位置取り、走者が出れば先の動画同様にマウンドの後ろから投球の判定を行ないつつ、一・二・三塁の判定もひとりで見ることになります。「ダブルプレー見れるの?」「トリプルでもいける?」「タッチアップ見るときの移動、大変そうですが?」などと疑問は尽きませんが、ひとりしかいなければしょうがないじゃないですか。

そういう意味では、日本の野球を見慣れた目にはギョッとなる光景も、現地の野球ファンにとっては何らおかしな話ではないのかもしれません。この事件に巻き込まれた青木は「何で後ろにいるんだよ」と笑っていますが、ほかの選手は「2Aみたいだな」と笑っているのでは。当たり前のものが当たり前でなかったり。異常に見えるものがそれほど異常でなかったり。真実はひとつの角度からだけでは見えてこないものですね…。

↓でも、やっぱり違和感バリバリwwwwwwww


投手:「落ち着かねーよ」
打者:「落ち着かねーよ」
捕手:「落ち着かねーよ」

やっぱ目障りだわwwwwwww

2人残ってるんなら、別にそこで判定しなくていいだろwwwひとりは本塁にいって、一塁にへばりついてるのがマウンドの後ろに行けよwwwwwwww

何ちょっと見やすい位置に来てるんだよwwww

そして、何も影響ないはずなのに、キャッチャーが後ろに逸らしやすそうな気がするwww

邪魔なんで、いっそテレビの映像を見て判定してほしいです!