タイトル通り、鎌倉を舞台にした『鎌倉物語・黒い桜』。この中にうすたが登場する

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「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」や「ピューと吹く!ジャガー」などの人気作で知られ、その個性的な画風とシュールなギャグにより一世を風靡した漫画家のうすた京介。彼がなんと、20年前に映画俳優デビューを果たしていたことをご存知だろうか?

【写真を見る】こちらがうすた京介が演じる“竹男”。彼の作品にも通じるシュールなキャラクターだ(『鎌倉物語・黒い桜』)

彼が出演しているのは、コメディからVシネマまで幅広く手掛ける葉山陽一郎監督の映画『鎌倉物語・黒い桜』(3月23日公開)。同時上映の短編『展望台のある島』と併せ、『湘南ものがたり』としてまとめられたこの映画は、主人公の恋人が見る夢をモチーフに、現実と非現実の奇妙な交錯を描いた作品だ。20年前に製作された作品が今回、2013年新劇場版として上映されるのだが、同作の中でうすた京介は、主人公の夢に登場する不思議なキャラクター“竹男”を演じており、竹林の中に立つ一本の竹になりきっているとのこと。

売れっ子漫画家となり、自作を実写映画化した『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』(08)にカメオ出演したり、同じくアニメ映画化した『ピューと吹く!ジャガー いま、吹きにゆきます』(09)で声優を務めていたりするものの、かつての純粋(!?)な俳優姿は貴重だ。知人であった葉山監督が「演じてよ」とお願いしたところ、二つ返事でOKをしたといううすた京介。あまりにシュールな“竹”の演技をこなす彼を目撃してほしい。【トライワークス】