年に一度、香港が”花だらけ”になる期間とは?

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香港では旧正月(1月末から2月中旬あたり)になると毎年、ホテルやレストランなどそこら中の店のエントランスに巨大な鉢植えがいくつも飾られる。

これがただの植木ではなく、中には人の高さほどあるオブジェになっているものまであるのだ。

一体これは何なのだろう。

花木を買って店や家に飾るのは、新年を祝い、縁起をかつぐ古くからのしきたりとのこと。

日本での門松を飾る習慣を考えれば「ああ、なるほど」と納得がいく。

しかし、町中にそれほど大きな花屋がある様子はない。

では、花木はどこで買っているのか。

地元の人に聞いたところ、旧正月の元旦1週間前から花市場が開かれるという。

香港の花市場の中でも最も大きいと言われるのが、ビクトリア公園の花市場。

元旦前日の大晦日に訪れてみたところ、市場はものすごい人でごった返していて、正にすし詰め状態! こんなに大混雑していても、新年までに花木を買って飾ることは香港人にとって重要らしく、我先にと大量に買い込んでいく姿が見受けられた。

一番ポピュラーなのがキンカン。

「金」がつくことから商売繁盛など、縁起のいい花木として商店などではよく飾られている。

キンカンの鉢植えに赤いお年玉袋をいっぱい飾るのが香港流という。

ちなみに香港では未婚である限り、年齢に関係なくお年玉がもらえるそうだ。

うらやましいような……、一定の年齢を超えると悲しいような……。

花市場の中で特に目を引いたのがツノナスだ。

やはりこちらも色が「金」なので、商売繁盛などの縁起を担ぐのにぴったりのようだ。

ただこのツノナス、オブジェのように高く積み上げているのが興味深い。

突起がついたユニークな実も相まり、まるで黄色い巨大なサボテンのよう。

確かにこれが店舗前にドンッとあると、商売繁盛の願いも届きそうな気がしてくる。

花市場では花木だけでなく、正月の飾り物や色んな食べ物も売っている。

2014年の旧正月は1月31日から。

この時期を狙って香港に行き、食べ歩きをしながら、日本とは一風変わった歳末気分を味わってみてはいかがだろうか。