家を買うときの値引き交渉成功マニュアル



電気量販店で、「他店の値段を引き合いに出して値段を下げてもらう」といった話がありますが、これって住宅を買う場合でもアリなんでしょうか? 「同じような建物で地価も一緒くらいの物件が○○円だったけど、こっちも安くならない?」といった交渉は通用するのでしょうか? 不動産業者に聞いてみました。





――電化製品のように、ほかの同じような物件の価格を引き合いに出して値引きの交渉をするのってアリなんですか?



交渉の手段の一つとしてはアリです。周辺の似たような物件の価格などを出して「同じような物件がここより安い値段ですが、もう少し安くなりませんか?」なんて交渉するのは問題ないですね。もちろん、物件によりけりですが(笑)。



――そうなんですね! 「じゃあ、ほかをあたってください」みたいに断られることも当然ありますよね?



もちろんありますね。同じような形の物件でも、建っている土地は当然違いますし、人気のあるないがあります。人気のある物件に対して、向こうと同じくらいに安くできないか交渉しても、「それなら安い方を買えばいいのでは?」と一蹴されてしまうでしょう。



――似たような物件でも「全く同じもの」ではないのが電化製品と大きく異なる点ですね。



ほかの物件を引き合いに出して交渉するのはアリですけど、成功する確率というのは電化製品ほど高くないでしょう。



――少しでも値引きに成功するにはどうすればいいですか?



交渉なので、しっかりとしたデータをそろえることが大事です。「相手の弱い部分を突く」こと。やはり相手の情報をしっかりと取ると有利に働くことがありますね。「相手が早い段階での売却を希望している」といった情報があれば、「すぐに買うのでほかの物件と同じような値段にしてください」といった交渉ができますよ。



――なるほど! 「売れ残っている」という情報があったりすれば、値引きもしてもらいやすいかもしれませんね。



そうですね。交渉に有利なカードをそろえることも大事です。



――こういった交渉は、家を建設する場合にも使えますか? 例えば「B工務店ではA工務店より安い2,000万円の見積もりだったけど、なじみのA工務店に任せたいので2,000万円でやってほしい」みたいことは可能ですか?



それも問題ないでしょう。ただ、不動産会社や工務店ごとに考え方は違ったりするので、注意は必要です。





不動産の取引でも、他社を引き合いに出しての交渉はアリのようです。その場合はしっかりと相手の情報を取って、スムーズに交渉できるようにしましょう。もしかしたら、想像以上に値下げしてくれるかもしれません。



(貫井康徳@dcp)