1月の機械輸出額は3兆343億円、7カ月ぶりプラス--北米向け自動車など好調

写真拡大

日本機械輸出組合は18日、1月の機械貿易動向を発表した。

それによると、1月の機械輸出額は前年同月比1.7%増の3兆343億円と、7カ月ぶりにプラスとなったことがわかった。

輸出額の水準は、リーマンショック前の2008年1月と比べた場合、69.4%と前月より2.9ポイント上昇した。

一方、機械輸入額は前年同月比13.1%増の1兆5,804億円と、増加幅が拡大(2012年12月5.0%)して5カ月連続のプラス。

輸入額の水準は、リーマンショック前と比べると92.1%となり、前月より7.9ポイント回復した。

機械輸出額が増加した理由としては、輸出額の24%を占める北米向けが前年同月比9.6%増、28%と最大輸出先のNIES/ASEAN向けが同3.1%増、23%を占めるその他地域向け(中南米、アフリカなど)が同2.6%増と、プラスに転じたのが大きい。

このうち、北米向けでは輸出額の50%に当たる自動車が同12.7%増とプラスに転じたほか、分析・試験・検査機が同27.1%増などとなった。

それに対して、輸出額の14%を占める中国向けは前年同月比9.7%減と1割近く減少。

中国向けでは、自動車が同35.7%減、工作機械が同17.4%減、重電気機械が同11.6%減など大幅に落ち込んだ。

また、輸出額の12%に当たるEU向けも同3.1%減少。

欧州経済の長期低迷から、自動車が同3.6%減、船舶が同30.6%減などとなった。

なお、リーマンショック前の2008年1月の地域別輸出額と比べた場合、水準を超えた地域はなく、中国が82%、NIES/ASEANが77%、北米が72%、その他地域が69%、EUが47%と低い水準が続いている。

業種別輸出動向について見ると、全19業種中マイナスとなったのは9業種で、前月の17業種から8業種減少。

このうち、産業機械は前年同月比0.4%減と、19カ月連続のマイナスとなった。

同組合は併せて、2012年の機械貿易動向を発表。

それによると、2012年(1〜12月)の機械輸出額は前年比1.0%減の41兆8,837億円と、減少幅は縮小したものの2年連続でマイナスとなった。

一方、機械輸入額は同6.8%増の17兆1,882億円と、増加幅が拡大(2011年0.9%増)して3年連続のプラス。

この結果、機械貿易収支は約24.7兆円の黒字となった。

地域別では、機械輸出額の約23%を占める北米向けは前年比14.0%増、約21%のその他地域向けは同2.3%増、NIES/ASEAN向けは同1.7%増加。

反対に、約17%に当たる中国向けは同13.9%減、約11%のEU向けは同16.1%減と大幅に減少した。

業種別輸出動向については、全19業種のうち14業種がマイナスで、前年の10業種より4業種増加。

自動車が前年比9.8%増と大幅に回復したものの、産業機械が同9.1%減、電子デバイスが同6.2%減、船舶が同14.8%減などとなった。