FXで勝つための絶対条件はトレンドフォローに徹すること
強烈な円安トレンドには順張りが必要不可欠。強い流れに身を任せて勝ち続けるために「移動平均線の本質とGMMAの仕組み」をマスターしよう!


移動平均線は投資家の平均買値。現在値が上なら買いで勝負!

究極のトレンドフォローツール・GMMAは、3〜15日の短期線6本、30〜60日の長期線6本という計12本のEMA(指数平滑移動平均線)の束で構成されている。そのため、まずは移動平均線について理解することが重要になる。

「移動平均線の本質は、その期間に取引した投資家の平均売買レート」と語る陳さん。

「為替レートが移動平均線より上にあるのは、期間中に買いで勝負した投資家が平均して儲かっている状態。買いに勢いがあり、売り勢力が損失を被っているわけですから、買いで勝負するのが鉄則です」

下段の豪ドル/円の日足チャートを見ると、「為替レート>短期線>長期線」という上昇トレンドの並びが完成。

「ここで『上がりすぎだからそろそろ』と焦って利益確定したり、逆張りの売りで勝負するのはタブー。為替レートが短期線や長期線を下回るまで待つべきです」(陳さん)移動平均線を束にしたGMMAの見方も基本は同じだ。

短期線6本からなるGMMAの短期組はディーラーなど短期売買組の動向を象徴。軽快な動きと逃げ足の速さから陳さんは「鰯」と命名。

対する長期線6本(赤い線の束)は、動きは鈍いものの、強力な資金量で相場の流れに大きな影響を与える長期投資家を象徴。まさに海を悠々と泳ぐ「鯨」のイメージだ。

「為替市場という?海原〞では、獲物の鰯を追って巨体を動かす鯨と逃げ惑う鰯の動きによってトレンドが生まれます。長期組の鯨が示すトレンドに乗ることで順張り手法が自然と身につくのがGMMAの大きな魅力です」と陳さん。

為替レートが現在どんなトレンドにあるのかも、時間軸の違うGMMAチャートを比較検討すれば一目瞭然だ。



週足GMMAでもドル/円のトレンド大転換は明白!

「たとえばドル/円(左の図)の場合、日足チャートばかりか週足チャートにおいても、短期組の鰯が長期組の鯨を上方突破して、上昇トレンドへの大転換が明白。買いポジションを持っている場合、為替レート>鰯>鯨の並びが崩れず、長期組の鯨の束が広がって勢力が拡大している間は利益確定の必要もありません」

さらに現在、月足チャートにおいてもトレンド転換が完成しそうな気配が濃厚。

「今後、多少は円高に振れることもあるでしょうが、月足チャート上で為替レート>鰯>鯨の並びが完成すれば、長期トレンドが大転換。数年以上にわたって円安トレンドが続く可能性が大です」(陳さん)

円を売って外貨を買うと長期的に大儲けできるビッグチャンス到来といえるのだ。

最強チャートGMMAを使いこなすには

鯨と鰯というわかりやすいたとえで為替相場のトレンドを読み解くGMMA。

ラジオNIKKEI「陳満咲杜の『FXトレンドの真実』」(毎週月曜日21時30分〜22時)では現在、GMMAにオシレーター系指標の王様・RSI(相対力指数)を加えた陳さん独自のチャート分析術を紹介中。同番組から生まれた書籍『FX最強チャートGMMAの真実』も絶賛発売中だ。

GMMAの仕組みは移動平均線を束にして見る、きわめてシンプルなもの。短期組と長期組の傾きと位置関係でトレンドの方向性を把握。短期組と長期組の束の幅に注目して、トレンドの強さをビジュアルで判断する。特に長期組の6本の移動平均線の幅が除々に広がっているのは、安定した一方向のトレンドが継続している証拠。その方向にポジションを持っている場合は、焦らずホールドしているだけで、利益を大きく伸ばせる。

アイネット証券などではGMMAを装備したチャートツールを完備。ただ12本の移動平均線を重複表示するだけなので、「MT4」やエクセルを使って計算・表示することもできる。


※毎週月曜日放送

陳 満咲杜(MASATO CHIN)
陳アソシエイツ代表取締役

1992年に来日し、生活費と学費をアルバイトで賄いながら、大学時代より株式投資をスタート。中国情報専門紙の株式担当記者を経て、FX業界へ。海外金融機関で研修を重ね、トレーダーとしての経験を積む。著書に『FX最強チャート GMMAの真実』(扶桑社刊)など。



この記事は「WEBネットマネー2013年4月号」に掲載されたものです。