By neonihil

Googleはその収入の大部分を検索結果ページに表示される広告「Google AdWords」から得ており、一方で広告を見たくないユーザーは「Adblock Plus」などを使って広告を非表示にしているわけですが、3月13日にGoogleは突如としてGoogle PlayからAdBlock・AdAway・AdFreeなどの広告を見ないようにできるアプリを一斉に削除しました。理由としては「Android マーケット デベロッパー販売/配布契約書」違反であるとしており、要するに広告収益で生計を立てているアプリ開発者やGoogleを妨害しているからアウト、というわけ。

そして、同じような発想でウェブサイト上の広告を非表示にしている各種アドオンや拡張機能に対抗するために作られたスクリプトが「Anti Adblock」です。

Antiblock.org - Anti Adblock scripts
http://antiblock.org/


実際にどのようにAdBlockをブロックするかというデモが以下のサイトで体験できます。広告をブロックしているとメッセージが表示され、ページが読めないという仕組み。

Antiblock.org - Script-Download
http://antiblock.org/?p=script&demo

広告をブロックしているとこのようにしてページが見えなくなります


広告ブロックを解除すると見えるようになるわけです。


以下の広告ブロックアドオン・拡張機能・ソフトなどで有効に機能するように作られています。

・Adblock Plus(Firefox・Google Chrome)
・IE7Pro(Internet Explorer)
・カスペルスキーのアンチバナー機能
・hostsファイルを書き換える広告ブロック
・Ghostery(Firefox)
・Adblocker.css(Firefox・Safari・Opera)
・AdSweep(Opera)
・Adblock(Google Chrome)
・Adblock Pro(Internet Explorer)
・Simple Adblock(Internet Explorer)

使い方は簡単、下記ページにアクセスしてコードをコピーし、ページ中のbodyヘッダーの間に貼り付けるだけ。広告ブロックを解除するように促すメッセージをずっと表示するか、それとも一定秒数だけ表示して閉じられるようにするかなど、いろいろとカスタマイズ可能になっており、開発元ではよりブロック回避困難なPHPバージョンのコードを使うことを推奨しています。

Antiblock.org - Script Download
http://antiblock.org/?p=script


なお、「Anti Adblock」スクリプトを無効化するアドオン「Disable Anti-Adblock」がFirefoxには既に存在しています。

Disable Anti-Adblock :: Add-ons for Firefox
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/disable-anti-adblock/


しかし、さらにこのアドオンを無効化するバージョンアップが「Anti Adblock」スクリプトに実装される、というようにして一進一退のデッドヒートが繰り広げられており、まったく予断を許さない状況です。



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