中国大手検索サイト百度の掲示板に「もはや金妍児(キム・ヨナ)は浅田真央がまったく手の届かないレベルになった?」というスレッドが立てられた。スレ主の主張に対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、キム・ヨナがミスのない完璧な演技で2季ぶりの出場で優勝を飾ったのは、ジャンプに常に問題がある浅田真央選手とはすでに次元の違うレベルに到達したからだと主張。もはやキム・ヨナと浅田選手は同列で語れるようなレベルではないと主張した。

 スレ主の主張に対して「もともとこの2人の表現力は違う次元なのだ。浅田の動きはお世辞にも綺麗とは言えない」、「キム・ヨナのジャンプと動作は質が高い。男子の完成度ですらキム・ヨナに及ばないよ。確かな技術と調和のとれた動き、十分な力、それに安定性。キム・ヨナに敵なしだ」など、スレ主に同意するコメントがあった。

 しかし、大半を占めたのはスレ主に対する反論で、「スレ主は成績しか見ていないのか? 真央ちゃんはトリプルアクセルをずっと跳んできた。これは奇跡だ。ずっとあきらめない浅田真央こそ愛すべき人ではないか」と、成績だけにこだわるスレ主を批判する意見があった。

 また、「フィギアはキム・ヨナだけを見るわけじゃないからな。真央ちゃんは絶対にいなきゃダメだ」と、浅田選手とキム・ヨナの対決を楽しみにしているというユーザーや、「真央ちゃんが楽しそうに滑っているのを見られればそれで良いじゃないか」という意見もあった。

 キム・ヨナの強さは何と言っても完成度の高さだ。ジャンプの難易度よりも、ミスをせずに高い演技力で人びとを魅了する。ノーミスの完ぺきな演技と安定感で高いGOE(できばえ点)を獲得できることがキム・ヨナの強みだ。

 一方、浅田選手は技の基礎点でキム・ヨナを上回ったが、ジャンプで失敗したことで全体の点数が伸びなかった。難易度の高いジャンプは成功した時の加点も大きいが、失敗時のリスクも大きい。(編集担当:畠山栄)