因縁対決、GSPがニックに完勝
最終回、左を振るって前に出るニック。GSPは左を打ち込んで組みつくが、ここでもすぐにテイクダウンは奪えない。逆にケージに押し込まれたGSPだったが、押し返してヒザをボディに突き上げる。距離を取り、ニックのレンジでパンチを入れるGSPはハイキックでバランスを崩したニックから、バックを奪取。テイクダウンすることなく、寝技に持ち込むことに。残り2分30秒、バックからパンチを入れるGSPは足をフックしに掛かる。前方回転からトップを伺うニックは、2度目のトライでスタンドに戻る。
結果、文句なしの判定勝ちを手にしたGSPは「ボクシングの距離で戦いたくなかった。MMAだから。柔術も強かった。シュートボックスの距離で戦った。ニック・ディアスは良いヤツだ。僕より前からUFCで戦っていた。僕は彼のファンだったんだ」と語った。「疲れさせたかった。KOしたかった。ホールドじゃなくて、これが今のMMAだ。もう試合をすることはないだろう。言い訳じゃない。ベストは尽くした。チームのメンバーに感謝している」と引退を口にした。