南極で未知の存在「第4の重い水」が発見される!

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国内の研究チームによるスケールのでかい重要な発見です。

いきなりですが何故ぼくらは地球で生きていけるのだろうか!? まあ今更なお話ですけれど、太陽と海のおかげですよね。まず太陽ですが、地球は太陽からエネルギーを得ています。超重要。でも、太陽から受け取っているエネルギーは地域によって不均一。それでも地球上でぼくらが生命活動を行える環境に保たれている理由は、海が循環することで、この不均一を解消しているからだと考えられています。海の動きが地球上の気候変動に大きく関わってくるのは良く知られてますね。だからこの研究は非常に重要です。スパコンなんかも、こういう地球環境をシミュレートしたりしてますね。

では、海が循環する仕組みはというと、どうなっているのでしょうか? 

海っていうのは、風とか地球の自転とか、様々な要因が色々ややこしく関わりあって循環しているわけですが...中でも特に大きな海洋循環は「海洋深層循環」というものです。これは南極海と北大西洋の 2 ヶ所で重い水が沈み込み、全海洋の深層に拡がることで起こる大循環。得に、最も冷たくて一番重い水は、南極でつくられる、「南極底層水」というもの。この南極底層水は南極から全世界の底層に拡がっていき、全海水の実に30~40%をも占める量になります! 多いね。

ちなみに「重い水」っていうのは、密度が高い水ってことです。水の密度は温度や圧力によって変わります。

南極底層水は、南極海のどこにでもできるものじゃありません。これまでは3箇所の発生ポイントしか知られていませんでした。これはもはやギョーカイじゃ常識。

ところがなんと今回、東南極において、未知(第4)の南極底層水生成ポイントが発見されました北海道大学東京海洋大学らによる国内の研究チームによる成果です。


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前述したとおり、地球環境の根幹をなす海洋深層循環です。今回の発見は、気候変動の理解と予測精度を上げる画期的なものです。

最近の研究報告では、南極底層水の生成量が減少しているとのこと。これは今後、地球規模での海洋大循環や気候システムに影響を及ぼす可能性があります。こういった将来の予測をする上で、今後は今回の発見をふまえた海洋深層循環の監視や、さらなる分析が必要になると研究チームは言います。

ってなわけで...なんかすげえ! 地球ダイナミック! 南極やばい! 研究チームカッコいい! 感動しました。そりゃ「第4の重い水」とかね、中二なフレーズを使って記事を書きたくなりますよ。


プレスリリース , 海洋深層循環と気候

(西條鉄太郎)