茨城県の名産品・奥久慈しゃもって知ってる?



茨城県の名産品に『奥久慈しゃも』という知る人ぞ知るおいしい鶏肉があるそうです。都内の料亭なども好んで使う逸品なのだとか。



今回は、そんな奥久慈しゃもについて、「奥久慈しゃものことならおれに聞け!」という元料理人の茨城県民の方に、魅力やオススメ料理を教えてもらいました。





■大子町名物の奥久慈しゃも



――奥久慈しゃもというのは、どんな鶏なのでしょうか?



奥久慈しゃもは、茨城県の北部に位置する大子町(だいごちょう)の名物です。「全国特殊鶏(地鶏)味の品評会」という地鶏の美味しさを品評する会で、第1位に選ばれたこともあるほどおいしい地鶏です。



――相当においしい鶏肉なのですね。どんな特徴がありますか?



奥久慈しゃもの肉は、脂肪分が少なく締まった身で、しっかりとした歯応えが特徴です。火を通してもパサパサにはならず、むっちりとした食感になり、かむと肉のうま味が口いっぱいにジュワーッと広がります。



――よく軟らかさがお肉を評価する基準になったりしますが、しっかりとした歯応えでそれほど評価されるのはすごいですね。



単純に硬いわけではなく、気持ちいい歯応えなんです。パサパサだとかんでいてもおいしく感じませんが、先ほど述べたようにむちっとした食感なのでかむのが心地いいんですよ。そして、かめばかむほど奥久慈しゃもの滋味あふれるエキスが口いっぱいに広がります。



――心地よいかみ応えとかむほどに出るうま味……すさまじいコラボですね。



うま味はすごいけど、軟らかくてあまりかむ必要のないお肉や、かみ応えはいいけどうま味に欠けるお肉なんかもありますからね。奥久慈しゃもはその二つが高いレベルで共存しているのだと思います。



■一度は食べたい絶品のしゃも鍋



――この奥久慈しゃもはどんな食べ方がおいしいのでしょうか?



食べ方としては、まず「しゃも鍋」は外せませんね。奥久慈しゃもの身はうま味の塊といっていいほど、濃厚なエキスが出ます。うま味が溶け出したスープは、最後まで飲み干したくなるほどの味わいです。



また、濃厚なしゃものエキスのスープで食べる野菜も絶品です。味はしょうゆ味と塩味がありますが、まずはオーソドックスなしょうゆ味がいいでしょう。



――かなりソソられますね(笑)。ほかにはどんな食べ方がお薦めですか?



焼き鳥もいいですね。おいしい鶏肉をシンプルに焼いて食べる。これでおいしくないわけはありません。ジューシーな奥久慈しゃもの焼き鳥を食べながら熱かんを飲むなんて最高の贅沢です。



東京にはミシュランの星を獲得した『奥久慈軍鶏バードランド』という焼き鳥のお店もありますし、焼き鳥もまず間違いないでしょう。



――奥久慈軍鶏バードランドは絶品の親子丼も有名ですね。



基本的にはどんな食べ方でもおいしく仕上がります。から揚げもいいですし、また大子町には奥久慈しゃもを使ったラーメンを提供しているお店もいくつもあります。しゃもエキスたっぷりのラーメンスープも最高ですね。



――聞くところによると、「しゃも弁当」なるものもあるそうですが?



しゃも弁当は、大子町内にある「玉屋旅館」や「魚作商店」(うおさくしょうてん)、また茨城県内の高速道路のサービスエリアなどでも売られています。特に玉屋旅館のしゃも弁当が有名で、しょうゆ味のしゃもの切り身がたっぷりと盛り付けられていてボリューム満点。地元でも人気の高い弁当です。



――手軽に奥久慈しゃもが味わえるお弁当も魅力的ですね。



納豆やあんこう鍋だけでなく、奥久慈しゃもも茨城県が誇る名物です。大子町に来たらぜひ食べてもらいたいですね。







焼き鳥やから揚げ、お弁当もおいしそうですが、寒いこの時期はしゃも鍋が最高でしょうね。皆さんも奥久慈しゃも、食べてみませんか?



(貫井康徳@dcp)





【大子町HP】

http://www.town.daigo.ibaraki.jp/index.php