びっくりドンキー、ガスト、モスバーガー…このお店の名前の由来知ってた? 【外食産業編】

写真拡大

街を歩いていると、色々なお店の看板が目に入ります。色とりどりの看板には、いつも見慣れたお店の名前から、ちょっと変わった名前、これはうまい! 思わずうなってしまうような名前まで、1本通りを歩けば、本当にたくさんのお店があることがわかります。

「ウレぴあ総研」でこの記事の完全版を見る【動画・画像付き】

そして、ついつい、「このお店って、なんでこんな名前なんだろう」と名前の由来が気になってしまう今日この頃。創業者の名前だったり、提供しているものそのものズバリの店名だったり、わかりやすいものもありますし、なんとなく想像できるものもありますが、今回は、今日これから会う人や明日、「ねえねえ、知ってる?」と、ちょっと使える小ネタになりそうな、お店の名前の由来を集めてみました。きっと誰もが知っている、外食産業のお店の名前を見てみましょう!

■和食 : 回転寿司やうどん

和食のレストランもとても多くなり、入りやすくなりましたね! まずは、ファミリータイプのレストランから回転寿司、うどんなど、気軽に入れるお店の名前の由来を調べてみました。

●はなまるうどん

セルフサービスうどんの先駆け「はなまるうどん」の名前の由来は、創業者が幼少時に「はなまる」を貰えなかったので、「お客様からはなまるを頂きたい!」という思いから“はなまる”という名称を採用したのだそう。なんだか、ちょっと微笑ましいですね。

●丸亀製麺

いまや海外にも進出し、うどん業界初の47都道府県に出店をしたという丸亀製麺。讃岐うどんを提供する店のイメージとして、「丸亀」という讃岐(香川県)の地名を使った店名で、製麺所をイメージした店舗の作りとピッタリの名前ですね。

●かっぱ寿司

100円回転すしの先駆けかっぱ寿司。最初は、お寿司を乗せたお皿を桶に入れ、それを水の上に流すという方式を取っていたのだそう。その水流に浮かぶお皿が、かっぱのお皿に見えたことから、「かっぱ寿司」という名前が誕生したのだそうですよ。

●とんでん

北海道と関東を中心にお寿司やおそば、うどんなどのセットメニューを食べることができるとんでんの名前の由来は、北海道開拓の象徴的存在である屯田兵なんですって。この業界を開拓していく! という願いが込められていそうですね。

●リンガーハット

リンガーハットのリンガーは、長崎のグラバー園にグラバー邸と一緒に建つリンガー邸の元持ち主で、長崎で広く貿易商を営んでいたフレデリックリンガーという英国商人の名前にあやかったものなのだそう。長崎の郷土料理を販売するにあたり、郷土にちなんだこの大商人の名前をつけたのだとか。

また、ハットは小屋とか小さな家という意味だそうなので、「リンガーの小さな家」となるそうです。

■洋食 : ファミリーレストランやカフェ

ハンバーガーから中華まで、日本では食べられないお料理がないほど。しかも、リーズナブルで入りやすいファミレスは、老若男女問わず、人気ですね。ここからは、そんな洋食レストランの名前の由来をご紹介します!

モスバーガー

「MはMountain(山のように気高く堂々と)OはOcean(海のように深く広い心で)SはSun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)という意味とされているのだそう。

でも、大本の由来は、創業者・櫻田慧氏がモス・フード・サービスの前に起こした会社Merchandising Organizing Systemの頭文字であると言われています。というわけで、意味は後付けだったのかもしれませんが、なんだか素敵なネーミングですね。

●サイゼリヤ

とにかく安い!学生の頃などにお世話になったサイゼリアは、現在の会長である正垣泰彦氏が、東京理科大学在学中に、洋食店「サイゼリヤ」で勤務をしていたところ、経営者からその腕を認められ、大学4年生のときに店を譲り受けたのだそう。

というわけで、元々、この名前がついていたので、由来は洋食屋さんに聞かないとわからないかもしれませんが、「サイゼリヤ」は、イタリア語で「くちなしの花」のことで、サイゼリヤの創業日、7月7日の誕生花が「くちなしの花」という説もあるそうです。

●ココス

子どもを連れていくと、色鉛筆と塗り絵を貸してくれるという、子どもたちにもやさしいココス。「Coco's」は、アメリカのファーウェストサービスインク(現・ココスレストランズインク)が有しているチェーンレストラン事業のブランドネームだったのだそう。

ココスジャパンの前身であった、株式会社ろびんふっどが、ファーウェストサービスインク社からライセンスを受け、カリフォルニアスタイルのレストランとして、1980年に1号店をオープンしたとのことで、ココスはアメリカのレストランの名前を受け継いだ形なんですね!

●ロイヤルホスト

『ロイヤル』という言葉が「世界にはばたく」「王者の風格」というイメージに連想させ、ロイヤルグループの創業者が、大変好きな言葉であったことから名付けたのだそう。

また『ホスト』には、おもてなしをするという意味があり、ホスピタリティレストランとし我が家にお招きしたようにお客様のおもてなしをしたいということより、『ロイヤルホスト』となったそうですよ。

ガスト

ハンバーグが400円で食べられるのが衝撃的。そして、ついつい、ドリンクバーを頼んで長居してしまうガスト。こちらは、「より身近に、より気軽に、我が家の食卓代わりに」利用してもらえるように、スペイン語で「おいしい」という意味の「GUSTO」と名付けられました。

●びっくりドンキー

ハンバーグやステーキなどの専門店ですが、スイーツなども充実している「びっくりドンキー」。こちらは、たくさんの人をニコニコワクワクさせるのが大好きな創業者、庄司昭夫氏の命名によるのだそう。そういえば、びっくりドンキーのメニューの名前は、ちょっとダジャレだったり、凝ったものが多いかも。

●バーミヤン

お気軽中華のバーミヤンはシルクロードの中心地にあったアフガニスタンの古い都。隊商の休息の地、東洋と西洋の文化の交流の地として栄えました。それにちなんで、世界をクロスオーバーさせた新しい中華料理を届けるという意味を込めて、名付けられたのだそう。

●アンナミラーズ

胸を強調する独特の制服が人気のアンナミラーズの名前は、創業者スタンレー・ミラー氏の祖母アンナ(Hanna Miller)が作っていた素朴なペンシルベニア・ダッチスタイルの家庭料理をコンセプトとし、お店にもおばあさんの名前をつけたのだとか。日本では、あのあずきで有名な井村屋の外食部門が経営しています。

●すかいらーく

すかいらーくというレストランは現在、存在しませんよね。最後の店舗、埼玉県川口市の川口新郷店が閉店する時は食べに行ったものです……懐かしい。そんな、すかいらーくを日本語にすると「ひばり」です。すかいらーくの前身である「ことぶき食品」の1号店が東京のひばりヶ丘だったことから、その地名から名前を取って「すかいらーく」としたのだそうです。

いかがでしたか。
知ってたよ! という名前の由来もあったかもしれませんが、意外な意味があったんだ! と初めての発見もあったかもしれません。

いまや誰もが知るお店も、当り前ですが、失敗や試行錯誤を繰り返しながら、ここまで有名になったわけであり、その名前に込められた意味などを知ると、応援してくなるようなお店もあります。

そんなに役は立たないかもしれないけれど、誰かと外で食事をするとき、ちょっと使えるかもしれない、そんなレストランの名前の由来をまとめてみました。また機会がありましたら、色々なネーミングの由来を調べてみたいと思っています!

こちらのレポートもどうぞ!
【期間限定】昼も夜も旬の"いちご"を食べ放題! 大人気のスイーツブッフェに行ってきた [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12441 ]
3ステップで歌が劇的にうまくなる!簡単カラオケ上達法 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/11042 ]
【文房具】職場もホッと和む! おいしそうなメモと付箋たち [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12183 ]
【文具】どうしてこうなった!? 完全に方向を見失った、愛しき「駄文具」の世界 [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12303 ]
自作する人も続出! 洗濯バサミの"オシャレ化"が止まらない [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/12127 ]