「シェール革命」を追い風に注目高まるMLP

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安定的な収益モデルを背景に、相対的に高い利回りを提供していることなどが魅力となり、MLPへの注目度が高まっています。

MLPとは、マスター・リミテッド・パートナーシップの略で、主として米国における、共同投資事業形態のひとつです。

同様の投資形態であるREITが不動産からの賃貸収入を主な収益源としているのに対し、MLPは、エネルギーインフラ関連事業が収益の中心です。

主として、石油や天然ガスなどのパイプラインや貯蔵施設といったエネルギーインフラ関連事業に投資を行ない、パイプラインや貯蔵施設の利用料などを収益源としています。

MLPの主力事業のひとつであるパイプラインは、流通量に応じて収益が伸びる特性があることから、収益が安定する傾向にあります。

MLPは、「シェール革命」関連としても注目されます。

これまで採掘が難しいとされていたシェールガスは、採掘技術の進歩によって米国で生産量が急増しており、EIA(米エネルギー省情報局)の「世界エネルギー見通し」によれば、今後もさらに生産拡大が予想されています。

現在、米国では、エネルギー関連投資が盛んとなっていますが、広範囲に点在する天然ガスを集積・貯蔵・輸送するため、パイプラインは不可欠となります。

また、天然ガスの生産拡大に伴なう輸送などのインフラ整備も必要であることから、シェールガス関連のインフラ需要は、大規模かつ長期にわたると見込まれます。

今後、シェールガスがもたらすエネルギーインフラ関連事業への需要は極めて大きいものと考えられ、シェールガスの開発・生産が本格化するにつれ、MLPへの注目度はますます高まると考えられます。

(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。

)(2013年3月15日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。

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