人気ネット証券の個別銘柄売買代金データ(通常は非公開!)直近6カ月分を集計してみたら、ぶっちぎりの1位はシャープ!ランキング上位100社の適正な株価を診断付きで一挙公開


71位 不動テトラ(東1・1813/100株)

震災直後に復興関連株として真っ先に買いを集めたのがこの銘柄。防災関連として、港湾補修など公共事業の増大を織り込んでしまったので、上昇余地はそれほど大きくないとみられる。

72位 日本板硝子(東1・5202/1000株)

昨年8月に上場来安値53円をつけた後は、ジリジリと値を戻して100円台までに戻した。しかし、震災前は200円台半ばをキープしていたこともあり、株価水準の訂正はまだまだ続きそうだ。

73位 ダイキン工業(東1・6367/100株)

衆議院解散前の昨年10月からほぼ一本調子で上げてきたため、上げ止まると売り物が一気に出てきそうな気配がある。長期上昇トレンドを維持するにしても、スピード調整は必要だろう。

74位 スリー・ディー・マトリックス(JQ・7777/100株)

買い資金が集まっているバイオベンチャー企業。株価は1月以降に急上昇して将来の黒字化を織り込みつつあり、割安感には乏しい。下値で買った投資家の利益確定売りが多く出てきそうだ。

75位 戸田工業(東1・4100/1000株)

リチウムイオン電池のプラス極材料を生産するが、今期は中国向け化学品の低調などから減収、営業・経常利益は赤字になる見込み。来期の回復シナリオが読みづらいため、様子見をしたほうがよさそう。

76位 SUMCO(東1・3436/100株)

半導体用部品の製造はリストラを徹底したことにより、利幅を稼げる体質に。政権交代後の太陽光電力の買い取り価格引き下げを考えると、太陽電池用部門から撤退したことは神業。

77位 旭硝子(東1・5201/1000株)

中国向けの自動車用ガラスが伸び悩んでいる一方、国内では消費税アップ前の住宅新築ラッシュなどにより堅調な需要が予想される。株価は震災直前にはまだ届かず、訂正高の余地が大。

78位 デンソー(東1・6902/100株)

北米での販売が上向きつつあるが、その半面、中国向けの先行き予想が難しく、すっきりと株高シナリオを描きにくい状況にある。エコカー補助金終了による影響の一巡を待ちたい。

79位 ケネディクス(東1・4321/1株)

独立系不動産ファンドの最大手企業。新政権による大幅な金融緩和により、不動産への投資マネー流入が増えると予想される。同社のような運用業者はこれからさらに忙しくなりそうだ。

80位 アステラス製薬(東1・4503/100株)

薬品の特許切れ対策が着々と進んでいるが、現在の相場では大手薬品株など利回りのいいディフェンシブ系銘柄はやや分が悪い。利益や資産からすると、株価はほぼ妥当な水準にあるかも。

81位 伊藤忠商事(東1・8001/100株)

資源価格の高騰が一服し、今後は力を入れている食料品事業が将来の収益に貢献しそうだ。海外資産の保有が多い同社にとって、円安メリットは大。PER6倍台はかなりの割安圏と言ってよい。

82位 タカラバイオ(東マ・4974/100株)

昨年の山中伸弥教授のノーベル賞受賞を受けて騰勢が強まり、株価は水準を一変させた。政府はバイオや先端医療の強化に予算を増額する方針にあり、「国策に売りなし」を体現しそうだ。


※この特集は「東証1部全銘柄の妥当株価」なのに、ランキングには新興市場銘柄も一部入っていますが、あえて削除せずに掲載しました。

※現在の株価、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、貸借倍率、配当利回り(今期予想)は2013年2月8日現在。妥当な株価を算出するために使用した直近ROE(自己資本利益率)は今期予想の数値がベース。「黒字」「赤字」は経常利益。2013年1月31日までに開示された決算情報によるもの。「個人投資家人気株BEST100」のランキングは、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、松井証券、楽天証券(五十音順、敬称略)の協力を得て、2012年7月〜12月の売買代金のデータを入手。編集部で各社のランキングを集計し、時価総額に対する売買代金の比率なども加味してランキングした。思惑系の値動きをする銘柄もあえて外さず掲載したが、推奨株というわけではないので注意していただきたい。JQ=ジャスダック 東マ=東証マザーズ。銘柄名は一部、略称表記にしている。

この記事は「WEBネットマネー2013年4月号」に掲載されたものです。