フィギュアスケートの世界選手権第2日は14日、カナダ・オンタリオ州のロンドンで女子ショートプログラム(SP)を行い、バンクーバー冬季五輪金メダリストのキム・ヨナ(韓国)が69.97点をマークし首位に立った。複数の韓国メディアが報じた。

 演技後、得点が表示されるとキム・ヨナは驚いた表情をして小さく首をかしげた。予想していた得点よりも低かったからだ。69.97点の内訳は、技術点(TES)36.79点、芸術点(PCS)33.18点。70点近い好成績だが、キム・ヨナは得点の低さに納得がいかないようでインタビューでも「予想外の結果で残念」と語った。

 韓国メディアによると、今大会の女子SPの得点は全体的に低かった。浅田真央はトリプルアクセルを成功させたが62.10点で6位に留まり、カロリーナ・コストナー(イタリア)は2位に付けたがキム・ヨナより3点以上開きがある66.86点だった。

 シン・ヘスクコーチは、「得点が全体的に低いようだ。ヨナの得点が出た時は驚いた」と話した。

 女子の得点が全体的に低い理由について、韓国メディアは、前日の男子SPで高い得点が出すぎたことが影響したとの見方を示した。(編集担当:新川悠)


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